愛情ホルモンで深まる絆 ~タッチケアとベビーマッサージの温もりをあなたへ~
こんにちは、小森千明です。
今回は私が最近参加した講演会で学んだ「タッチケア」と「ベビーマッサージ」の大切さについて、皆さんにシェアさせていただきます。日々の育児や子どもとの関わりに、少しでもヒントになれば嬉しいです。
肌と心のつながりが生む絆
2024年9月1日に、私が所属する「タッチケアライフ」という団体が主催した講演会に参加しました。このイベントは、『脳と体にいいことずくめのベビーマッサージ』という本の新装版を記念して行われたものです。登壇されたのは、桜美林大学の山口肇先生と、鍼灸師の山口あやこ先生。最新のタッチケアの知見をお聞きしながら、私自身も新たな学びと気づきを得ることができました。
テーマは「子供の脳は肌にある」。どういう意味だと思いますか? 実は、人とのふれあいが、赤ちゃんの脳の発達にも心の安定にも深く関係しています。この話を聞きながら、改めて「触れることって本当に大切だな」と強く感じました。
赤ちゃんの泣き声は絆作りのチャンス
講演の中で、私が特に心に残ったのは「赤ちゃんが泣くのは、絆を育てるためのサイン」だというお話でした。泣いている赤ちゃんを抱きしめるとき、ただなだめるだけではなく、実はその行為で親子の絆がどんどん深まっているんです。
「泣くたびに抱っこして、トントンすること。それが絆の土台をつくるんですよ。」
これってすごく素敵だと思いませんか? 赤ちゃんを抱きしめるたびに、愛情ホルモンの『オキシトシン』が私たちの中で分泌されます。それが安心感を生み、親子の信頼関係を育んでいくんですね。
小さなふれあいの積み重ねが心を育てる
赤ちゃんとのふれあいを繰り返していくうちに、肌の温かさから「安心」「心地よい」と感じる感覚が育ちます。そしてその感覚が少しずつ感情に変わり、「この人は安心できる」と赤ちゃんが認識していくんです。
でも、子育てをしていると「どうしてこんなに泣くの?」「いつまで泣いているの?」と感じることもありますよね。私もそんなふうに思うことがありました。でも、講演を通じて、「赤ちゃんが泣くたびに触れることは、実は絆を深める大切な瞬間なんだ」と考え直すことができました。
「泣いて抱っこするたびに、私たちは親子の絆を一歩ずつ深めているんですね。」
だから、もし忙しくてすぐに抱きしめてあげられない時も、「ちょっと待っててね」と一言かけるだけでいいんです。その言葉だけで、赤ちゃんは「自分は安心していて大丈夫」と感じて、オキシトシンが分泌されます。
赤ちゃんの笑顔も立派なコミュニケーション
赤ちゃんが初めてニコッと笑ってくれた瞬間、皆さんも感動したことがあるのではないでしょうか。実は、この笑顔も赤ちゃんからの「愛情表現」の一つなんです。そして私たちがその笑顔に返して笑うことで、親子の間でオキシトシンがさらに高まるのです。
「お母さんがにっこり笑って『今日も元気でいてくれてありがとう』と声をかけるだけで、赤ちゃんは安心して心が育まれていきます。」
こうした毎日の小さなやり取りが、赤ちゃんとの信頼関係をどんどん強くしていくんですね。ふれあいの積み重ねが、親子の絆の土台をつくってくれる。そう考えると、どんなに小さなふれあいにも大きな意味があると感じられます。
まとめ:ふれあいがもたらす「安心」の力を信じて
講演会を通して、私自身が改めて学んだのは、「ふれることの力を信じる」ということです。育児の中で忙しいときも、疲れているときも、赤ちゃんに優しく触れたり、ちょっとした声をかけたりするだけで、大切な絆が深まっていくんです。
赤ちゃんは泣いて、笑って、親との絆を育てるための時間を私たちに与えてくれています。その小さなサインに応えるたびに、私たちは愛情を注ぎ、絆を育んでいるんです。
一緒にふれあいを楽しみましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
今日もぜひ、赤ちゃんとの小さなふれあいを楽しんでみてください。どんなに忙しい日でも、その一瞬一瞬がきっとあなたと赤ちゃんの絆を深めてくれます。次回は、さらに具体的なタッチケアの実践方法についてもお話しする予定ですので、楽しみにしていてくださいね。
それではまたお会いしましょう!