赤ちゃんの発達~ハイハイ~

はいはい

赤ちゃんは生まれてから、1年の間に瞬く間に発達・成長していきます!!

こんな短期間でめざましく成長・発達する時期は、人間の一生の中でもスペシャルな1年間です。

親の立場は1ヶ月1ヶ月が期待と喜びと同時に、不安を伴う場合もあります。

そのなかで、今回ははいはいに着目したいと思います。

ハイハイは何ヶ月から?

一般的な発達の月齢の目安は9ヶ月~10ヶ月ごろとされます。

それまでに首ずわりから始まり寝返り、腰ずわりの段階を踏んでいます。

はいはいのメリットはあるの?

まず始めに、ハイハイは人間の本来の進化の過程を辿っています。
また、成長・発達の順番の流れの中で多くの赤ちゃんが取る行動といってもいいと思います。

身体への良い面

運動神経への発達や体幹が養われます。
体操教室などでも、はいはいの動きを取り入れているのは、体幹を鍛えられるからです。

心への良い面

自分と床からの距離感をきっかけに物への距離感、さらに人との距離感を覚えるきかっけを作っていると言われています。

ハイハイをする準備

首ずわり(3~4ヶ月)

寝返り(5ヶ月)

うつぶせで肘を支えに遊べる状態になると…

おすわり(7ヶ月)
腰がすわる

おすわり

以上の発達を経て

はいはい(9~10ヶ月)となります。

はいはいのサインは?

□うつ伏せになっている時、前の方に手を伸ばす
□仰向けで手足を蹴るように動かす

このような動きは、ハイハイをするためのサインであり、赤ちゃんは練習中なのです。

大人の援助があるとしたら?

□おもちゃや何か欲しいものがあり前に手を出していたら

まずは、届きやすい位置に物をおいてみてください。
成功を重ねて、前に行きたいという意欲を引き出してあげましょ。

また、お腹を持ち上げて取りやすい体勢をつくってみるのもいいでしょう。

□はいはいが後ろに進む、腹ばい状態で回ってしまう

足裏がポイントです。大人の手の平に赤ちゃんの足の裏が踏ん張れるように大人の手で押してみましょう。

この状態で考えられることは?

腕の力、脚の力、体幹が均等ではない状態と考えられます。
いずれ、力のバランスが成長とともに整ってくるので、見守りましょう。

はいはいしないで立っちゃった!!

つかまり立ちが先でつたい歩きをして、気がつけばはいはいをしていない。
そのようなお子さんも一定数います。

はいはいをしないから発達に大きな影響があるかというと、ありません。

はいはいの良い面はあるんだなー。程度で捉えててみてください。

赤ちゃんは自分自身で自分なりの方法を編み出し、発達しています。

たまたま前に進む方法を先に知った赤ちゃんもいれば、たまたまテーブルに掴まったら立てちゃったという赤ちゃんもいるのです。

興味関心であったり、偶然が重なり学習して覚えて自分のペースで発達成長していくのが赤ちゃん。

「できないから」と不安になるのではなく、「この方法が好きなのね!」と受け止めその方法をお母さんも楽しんで過ごしてみましょう。

はいはい

気をつけてほしいこと

無理強いは赤ちゃんにも、お母さんにも負担です。お互いが楽しめるやり取りを見つけて、はいはいの時期を楽しみましょう。

また、今までできていたことができなくなってしまう等ということがあれば、病院に受診相談しましょう。

この記事を書いた人

chiaki

ちあきまる(こもり ちあき)

子育てアドバイザー。3児の母、元特別支援学校教諭、現在は小児科クリニック事務長、タッチケア講師、7つの習慣実践会認定ファシリテーターとして活動中!愛と勇気、継続力を大切にしています。「タッチケア」と「愛」で子育て&夫婦関係をもっとハッピーに!子育て、夫婦関係のコツを毎日XやPodcastで発信中。毎日の育児を充実させていきましょう。

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