年末年始は家族で大掃除!子どもの成長と協力を育む実践アイデア5選

家族みんなで大掃除

こんにちは!ちあきまるです。

今年も残すところあとわずかとなりました。皆さんにとって、2023年はどんな一年だったでしょうか?

年末といえば、新しい年を気持ちよく迎えるための大掃除ですね。でも、大掃除は単に家をきれいにするだけではなく、家族の絆を深める絶好のチャンスでもあります。

今回は、子どもと一緒に楽しみながら大掃除をするコツと、実際のエピソードを交えながら、家族の成長を感じられる過ごし方をご紹介します。

1. 子どもと楽しむ大掃除〜役割を与えて自信を育てる〜

大掃除というと、つい親が全部やってしまいがちですが、子どもたちにも役割を与えることで、家族の一体感を育む素敵な時間に変えることができます。

役割を与えることの大切さ

子どもに「お手伝い」をお願いする際、大切なのは作業そのものではなく、その経験から得られる学びです。

  • 責任感:「自分の仕事がある」という意識が芽生える。
  • 達成感:やり遂げたことで自信がつく。
  • 協調性:家族の一員として協力する喜びを知る。

たとえば、「このおもちゃをきれいにしまってくれる?」と頼み、終わった後には「助かったよ!ありがとう!」と伝えるだけで、子どもは「役に立てた!」とうれしくなります。

ポイント:

作業を終えたときは、どんなに小さなことでも必ず褒めること。「ゲームをやりたかったのに頑張ったね」と声をかけるだけで、やる気がぐんとアップします。

2. 失敗もチャンスに変える—先生からのエピソード

ここで、学校の先生から教えてもらったエピソードをご紹介します。このお話は、失敗があってもポジティブに受け止める姿勢が、家族の絆を強くすることを教えてくれます。

失敗から学ぶ2つの家族の姿

ある家庭での大掃除のひとコマです。

小学生の男の子がバケツにつまずき、水をひっくり返してしまいました。

1つ目の家庭では、こんな言い争いが始まりました。

  • 姉:「何やってんの!水浸しじゃない!」
  • 弟:「僕は悪くないよ!バケツを置いたお姉ちゃんが悪い!」
  • 母:「お母さんは悪くないでしょ!早く掃除しなさい!」

お互いに責任を押し付け合い、空気はピリピリ…。

一方、2つ目の家庭ではこんな会話が交わされました。

  • 弟:「よそ見してた僕が悪かった。」
  • 姉:「歩くところに置いちゃった私も悪かったね。」
  • 母:「もう少し気をつけて言えばよかったわ。」

3人で後始末をした後、お茶とお菓子でひと休みしてから掃除を再開しました。

違いを生んだのは“お互いを思いやる気持ち”

1つ目の家庭では「自分は悪くない」という気持ちから対立が生まれましたが、2つ目の家庭では「相手の気持ちも考えよう」と、お互いを思いやる姿勢を大切にしたことで、協力して解決しています。

このエピソードから学べるのは、「失敗したときこそ、相手の立場に立って考えること」が、家族の温かい雰囲気を育むということです。

ポイント:

親自身が「ごめんね」と素直に認めたり、「大丈夫?」と声をかけたりする姿を見せることで、子どもも自然と相手を思いやる心を育んでいきます。失敗は責めるものではなく、成長へのステップだと伝えましょう。

3. 実践のコツ〜協力と感謝で絆を深めよう〜

大掃除は、家族みんなで協力し合うことで絆を深める時間になります。では、実際にどんな工夫ができるのか、具体例をご紹介します。

  1. 役割分担を決める: 小さな仕事を振り分け、「ここまでできたら休憩しよう!」と目標を立てる。
  2. 掃除ゲームを取り入れる: 「どっちが早く片付けられるかな?」など遊び感覚で取り組む。
  3. ご褒美を用意する: 掃除が終わったらおやつタイムを設けて、「頑張ったね!」と褒める。
  4. 失敗は笑って流す: ミスがあったときも「こうすれば次はうまくいくね」と前向きにフォロー。
  5. 翌年へのレベルアップを意識: 「来年はここまで任せてみよう!」と成長を楽しみにする。

まとめ〜大掃除で家族の成長と絆を実感しよう!〜

年末の大掃除は、家をきれいにするだけでなく、家族の絆を深める絶好の機会です。

子どもたちに役割を与えたり、失敗をポジティブに受け止めたりしながら、一緒に楽しく取り組むことで、親子の信頼関係がより強くなります。

そして何より、お手伝いをしてくれた子どもたちには「ありがとう!」と感謝を伝えることを忘れずに。たくさん褒めることで、自信とやる気が育まれます。

新しい年を迎える準備を通して、家族みんなが笑顔で心をひとつにする時間を楽しみましょう!

この記事を書いた人

chiaki

ちあきまる(こもり ちあき)

子育てアドバイザー。3児の母、元特別支援学校教諭、現在は小児科クリニック事務長、タッチケア講師、7つの習慣実践会認定ファシリテーターとして活動中!愛と勇気、継続力を大切にしています。「タッチケア」と「愛」で子育て&夫婦関係をもっとハッピーに!子育て、夫婦関係のコツを毎日XやPodcastで発信中。毎日の育児を充実させていきましょう。

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