【音声配信】心をつなぐタッチケア:親子の毎日のスキンシップで築く安心感 ベビーマッサージ・タッチケア講座vol.59

愛でいっぱいまるまるタッチ

2022年10月10日より、「愛でいっぱいまるまるタッチ」という音声番組を立ち上げました。

ベビーマッサージやタッチケアを通して、子育てや、人との関わりの中での疑問や悩みを一緒に考えていく番組です。

本ブログでは、音声配信でお聞きになれない方に、内容の要約という形で情報をお届けします。

第59回目(2023/11/20)の配信をしました!

インタビューア: 前回の話では、現代の子供たちが直面している不登校やいじめの問題に触れました。これらの問題に対して、ベビーマッサージやタッチケアがどのように役立つか、お聞かせください。

小森千明: はい。まず、タッチケアは名前の通り、触れ合いによって大きな効果を発揮します。触れ合うことでオキシトシンが分泌され、これが愛情やリラックスを感じさせるホルモンです。触れられることで、子供たちは愛されていると感じ、情緒が安定します。

インタビューア: つまり、触れること自体が、子供たちにとって非常に重要なのですね。

小森千明: その通りです。例えば、ある保育園での実験では、スキンシップを積極的に行ったグループの子供たちの問題行動が大幅に減少したという結果があります。これは、触れ合いが子供たちの自己肯定感を高め、より良いコミュニケーションに繋がることを示しています。

インタビューア: 成長する中で、親とのスキンシップを避けがちな年頃の子供たちへのアプローチはどうすればいいでしょうか?

小森千明: 実は、幼児期からの親子での触れ合いが非常に重要です。日常的なスキンシップによって、子供たちは触れられることに抵抗がなくなります。中学生になっても、適切なタイミングでのスキンシップは、子供たちに安心感を与えることができます。

インタビューア: それでは、具体的なタッチケアの方法について教えてください。

小森千明: シンプルながらも効果的な方法は、ハグや手をつなぐことです。また、絵本の読み聞かせの際に子供を膝に乗せるなどのスキンシップもおすすめです!

例えば、「コロネのお尻はどっち?」(作者:塚本ユージさん)という絵本は、自己受容のメッセージを持っていて、子供だけでなく大人にもオススメですよ。

この本では、パンのキャラクターが登場し、それぞれの特徴を楽しく描いています。例えば、絵本で耳やお尻などの体の部位が登場したら、それに触れながら読み聞かせをすることで、子供との触れ合いがより豊かになりますね。

インタビューア: 絵本を通じて、スキンシップの重要性を伝えるのは素敵な方法ですね。

小森千明: はい、絵本は親子のコミュニケーションツールとしてとてもおすすめです!なにより、普段からの、ちょっとした触れ合いの場になりますから、子供たちの心の安定に大きく貢献するのです。こまめに、ちょこちょこ、チリつも効果ですね!

まとめ

親子のスキンシップは、子供たちの心の健康を育むために不可欠です。

特に現代は、忙しい日々の中で親子が触れ合う時間が少なくなりがちです。だからこそ、日々の忙しさの中でも、短い時間でも良いので、積極的に触れ合いを持つことが大切だと痛切に思います。

たとえば、テレビを見ながら膝に乗せる、手をつないで歩くなど、日常生活の中で自然にスキンシップを取り入れることができますよね。

これらの小さな行動が、長期的に見て子供たちの心の成長に大きな影響を与えますので、是非みなさんで、取り組んでみましょう!

取り組んでみて、感じたことをまた教えていただけたら幸いです。

さいごに

Podcast音声配信では、ブログ記事のみではお伝えしきれない内容もお伝えしています。また、読むことが難しい方には、是非Podcastで耳からも楽しめます!

元気いっぱいに話していますので、リアルな音声配信も是非お楽しみください!!

この記事を書いた人

chiaki

こもり ちあき

3児の母であり、元特別支援学校教諭、現在は小児科クリニック事務長。7つの習慣(R)認定ファシリテーター。愛と勇気、継続力を大切に、タッチケアで家族の幸福と成長を支援。Podcast、X(Twitter)でも育児やタッチケアの情報を発信中!

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