2022年10月10日より、「愛でいっぱいまるまるタッチ」という音声番組(ポッドキャスト、Spotify、AmazonMusicで配信)を立ち上げました。
ベビーマッサージやタッチケアを通して、子育てや、人との関わりの中での疑問や悩みを一緒に考えていく番組です。
本ブログでは、音声配信でお聞きになれない方に、内容の要約という形で情報をお届けします。
インタビュー形式(Q&A形式)でお話しを進めていきます
第15回目の配信をしました!
乾燥する時期になり、大人たちはハンドクリームが欲しいという季節になりましたが、子供たちもスキンケアが大事な季節になりました。
子供たちは顔を赤らめて、乾燥してるのかなと思うところも見受けられたりします。
この季節はどんなことが大切になってくるのかお話ししていこうと思います。
お子さんの顔が赤くなって、秋まではしっとりしてたのにどうしたのかしら、何か悪いことしたかなみたいに心配になられるお母さんもいると思いますが、これはもう環境のせいですので、そんなに心配しないでください。
Q:乾燥してきたらどのようにケアしてあげるといいでしょうか?
A:一般的なところでお話すると、ドラッグストアで購入できる、「白色ワセリン」や「プロペト」が普通に手に入ります。
「ワセリン」や「プロペト」は保湿の機能があり、添加物があまり入っておらず、保湿としての純粋な成分のものなので、どんなタイプのお子さんにも合わせやすいといったところがありますし、大人の方でももちろん使えて、体のどこでも使用してしまって大丈夫なので、万能な保湿剤になります。
ちょくちょく、こまめに、乾燥に気づいたら、べったり塗って、とにもかくにも保湿してあげることがポイントです!
Q:保湿するタイミングはどんなときがいいですか?
A:赤ちゃんの場合は、まだバリア機能が未熟なので、乾いたら塗って、乾いたら塗ってを繰り返して、一日中テカテカしてしまって大丈夫です。
また、離乳食の時はまだ食べる事が下手くそであったりとか、お口周りが汚れると思うので、荒れの原因に繋がってきます。
食べさせる前に「ワセリン」や「プロペト」をバリアとして塗ってあげて、荒れ予防にもなってきます。
食べ終わったら口周りを拭いてあげて、油分がなくなってしまうので、またつけてあげるといいです。
Q:この時期の子供たちはどこがカサついてきますか?
A:一番むき出しになってるお顔ですね。
食べることによって口周りの刺激が多く、耳も意外と出てるのでかさついたり、肘や膝の関節部分がみんなザラザラになりやすいんだなって客観的に見て思ったりします。
Q:冬ならではの肌のトラブルはありますか?
A:子供は意外と代謝が良かったりするので、すごく汗をかきやすいです。
なので、大人感覚で寒そうだからといって厚着させると、衣服で熱がこもってしまって、汗をかいて、そこからあせもができやすかったりします。
夏ももちろん汗かいておせもになるお子さんは多かったりするんですけれど、冬があせもで受診しにくるお子さんも多いです。
Q:乾燥して肌トラブルになってしまった時の医療機関への受診目安はありますか?
A:お子さんがどうしてもかゆがってたりすると、バリア機能が崩れてしまって、ザラザラ感がすごく強くなってくるので、かゆみが出てきて、お母さんが触れた時になんかカサカサしてるな、ザラザラしてるなって思ったら受診されていいと思います。
また、赤くなってしまったり、じゅくじゅくと体液が出てきたり、広がってしまった時は必ず受診した方がいいです。
また、「かゆくて」夜寝れないってなったら受診するポイントでもあります。
寝れないとお子さんも辛いし、結局悪循環で成長発達に影響が出てきてしまいますし、そもそも寝ないと免疫も高まらないので、風邪ひきやすくなって負のスパイラルになってしまいます。
Q:寝る時のおすすめの環境はありますか?
A:子供はよく布団を蹴っ飛ばしますよね?
なので暖房がほどよく効いてる状態がいいと思います。
適温の温度を設定して、乾燥の時期なのでできれば加湿器を使ってあげた方がいいです。
加湿することで、お肌にもいいですし、ウイルスの抑制にも繋がってくるので、適度な加湿と室温を保ってあげるといいと思います。
冬は「しもやけ」にも注意!
他にも、保育園や幼稚園では転倒防止として、靴下を脱いで過ごすところもありますが、意外と床が冷えていて、むき出しの足でなのでしもやけになってしまいます。
子供は末端まで血流が行き届かない場合もあるので、足が紫色になったり、指が腫れてしまう事もあります。
足が冷えてるなと思ったら、足の指を1本ずっとさすって温めてあげるタッチケアをしてあげてください。
温める事でしもやけ防止にも繋がります。
保育園や幼稚園の過ごし方によって対策が変わってくると思いますが、タッチケアをしてあげたり、ゆっくりお風呂に入ってこの冬を乗り切っていただきたいなと思います。