【音声配信】絵本作家:塚本ユージさんが語る!子供との1秒を大切にする育児哲学 ベビーマッサージ・タッチケア講座vol.60

愛でいっぱいまるまるタッチ

2022年10月10日より、「愛でいっぱいまるまるタッチ」という音声番組を立ち上げました。

ベビーマッサージやタッチケアを通して、子育てや、人との関わりの中での疑問や悩みを一緒に考えていく番組です。

本ブログでは、音声配信でお聞きになれない方に、内容の要約という形で情報をお届けします。

今回は、絵本作家兼デザイナーさん塚本ユージさんに出演していただきました!

子育てのこと~、絵本のこと~、会社員時代のこと~、熱く語っていきました!子どもへの愛とパッションがすごい、そこから素敵な絵本が出来上がっているのだ!と感動的なお話しをいただきました!

インタビュアー: 本日は、節目となる60回目(202311/27)の配信です。特別な日に、小森こどもクリニックのタッチケア講師である千明さんと、絵本作家兼デザイナーの塚本ユージさんをお迎えしています。お二人ともよろしくお願いします。

千明: よろしくお願いします。今日は特別な日になりそうで楽しみです!

塚本ユージさん: よろしくお願いします。特別な機会に参加できて光栄です。

インタビュアー: 塚本さんと千明さんの出会いのきっかけは何だったのでしょうか?

千明: 私たちはある勉強会で出会いました。ユージさんの人柄と、彼が行っている活動が、私のタッチケアやベビーマッサージを通して伝えていきたいことと共感、リンクするものがありました。一緒にお話しできたら、相乗効果が生まれる情報がお伝えできるのでは!とご出演をお願いし、今回ゲストとしてお招きすることができました。

インタビュアー: 素敵ですね。塚本さん、絵本作家としてのご活動についてお伺いできますか?

塚本ユージさん: はい。私はもともと絵本作家になることを目指していたわけではありませんでしたが、「書きたいと思ったこと」が、絵本という形で自然に表現されていったんです。書きたいと思ったのが、ちょうど、私の子供が2歳の時でした。それで会社を辞めて独立し、大きな転機となりました。

インタビュアー: それはどういった経緯や思いだったのでしょうか?

塚本ユージさん: 実は、独立に至ったきっかけは、子供と一緒にもっと時間を過ごしたいという強い愛情が主な動機でした。ちょっと、自分勝手な部分もありましたが、子供と過ごす時間があっという間に過ぎてしまう感覚に対して何かしよう(=遅らせることはできないか?)と考えた結果、私の最初の絵本「かいとう あっというま」が生まれました。

楽しい時間だけを盗む「時間泥棒」がいるんだと気づきました。

インタビュアー: とてもユニークな発想ですね。絵本を書き上げた後、感じたことはありますか?

塚本ユージさん: 盗まなれない時間は一切盗まない、それは、大人も子供も退屈な時間っていうのは長く感じちゃう。でも、「楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう」という考えに落ち着きました。

子供の時間とか、育ての時間ってあっという間に過ぎちゃう、だから、楽しい時間(子育て、子供といる時間)ってやっぱり長くはできないんだなと思って。 今をしっかり、一日一日しっかり味わおうって、考えるに至り、この絵本を通じて、時間の価値について新たな理解を得ることができました。

インタビュアー: それは素晴らしい経験ですね。絵本作家になる前の塚本さんは、どのような経歴をお持ちだったのでしょうか?

塚本ユージさん: 実は、独立する前はデザインやコンサルティングの分野で活動していました。しかし、デザイン会社やコンサル会社には勤めていなかったんです。独立して未経験の業界に飛び込み、行き当たりばったりで事業を進めてきましたが、「行動力」と「情熱」で動いてきましたし、それが私の今日の基盤を築いています。

千明: 子どもへの愛情が本当にすごくて感動します。本当に子育てをすごい楽しんでるなっていうのを、この絵本を作る経緯を伺いながら、改めて子どもへの愛情や、子育てを数秒単位で楽しんでるんだなっていうのもすごい伝わりました。

塚本ユージさん: いえいえ、実は、僕はむしろ楽しませてもらってるなって感じています。だから、子どもに恩返ししなきゃしなきゃって思っています。

実は子どもが生まれる前、私はミュージシャンを目指していましたが、その夢が叶わず、方向性を見失っていました。子どもが生まれたことで、生きる目的やゴールを見出すことができたんです。子どもの存在が私に新たな方向性を与えてくれて、助けてくれたと思っています。

千明: お子さんとどうなりたいっていきたいとか、具体的にどのようなビジョンをお持ちですか? こういう生活を送りたいとか、この子とこういう未来を歩んでいきたいとか。

塚本ユージ: 会社員時代は朝と夜しか子どもに会えないのが問題でした。私の両親は商売をしていたので、家族と一緒にいる温かい子ども時代を思い出しました。最初は、子どもとの時間を増やすことを優先しました。

子どもとの一緒の時間を大切にするため、1秒でも多く一緒にいよう、 一秒でもたくさんの愛を届けていこうと思い、だったら会社を辞めてしまおうと思い退職しました。そして、我が子を世界一幸せにしたいと思っています。

第二段階の気づきがあります。

幼稚園の送り迎えのときに、子どもの友達がわーって集まってきたんです。 なんとかくんのパパみたいな。それがめちゃくちゃ可愛くて、キラキラして、なんだのパワーすごい、可愛い宝石だって!思ったんです。

それで、我が子を幸せになるためには、この子たちをも幸せにならないといけないと気づきました。じゃあ、この子どもたちが幸せになるためにどうすればいいんだろうって考えはじめ、 子どもたちへのボランティア活動を始めていきました。

インタビュアー:ご自身のお子さんのことから、今度は周りのこと(子供たち)に思いが至り、これまた、次の絵本が生まれていくんですよね。この絵本のことについては次回たっぷりとお伺いしたいかと思います。

千明: 塚本さんの作品には、子供への深い愛情が感じられます。それが絵本を通じて伝わってくるのが素晴らしいと思います。

インタビュアー: 最後に、塚本さんの絵本「かいとう あっというま」についてですが、これは第10回フジテレビキッズバイ絵本大賞を受賞したとのことですね。読者の方々にもぜひ手に取っていただきたい作品です。本日はお二人とも、ありがとうございました。

さいごに

Podcast音声配信では、ブログ記事のみではお伝えしきれない内容もお伝えしています。また、読むことが難しい方には、是非Podcastで耳からも楽しめます!

元気いっぱいに話していますので、リアルな音声配信も是非お楽しみください!!

この記事を書いた人

chiaki

こもり ちあき

ベビーマッサージ・タッチケアセラピスト、3児の母。

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