【音声配信】タッチケア・ベビーマッサージを日常生活に取り入れていきましょう!ベビーマッサージ・タッチケア講座

愛でいっぱいまるまるタッチ

2022年10月10日より、「愛でいっぱいまるまるタッチ」という音声番組(ポッドキャスト、Spotify、AmazonMusicで配信)を立ち上げました。

ベビーマッサージやタッチケアを通して、子育てや、人との関わりの中での疑問や悩みを一緒に考えていく番組です。

本ブログでは、音声配信でお聞きになれない方に、内容の要約という形で情報をお届けします。

インタビュー形式(Q&A形式)でお話しを進めていきます。

 

第10回目の配信をしました!

番組がスタートしてから今回で10回目の配信となりました!

 

前回までは「触れることの効果」についてたくさんお話ししてきました。

 

触れるのは少しずつ触れていくことが本当にいいんだなっていうのを、皆さんも実感してくださってると思いますが、改めて今までのポイントが、実際の生活の中でどのポイントが使えるのかお伝えしていきたいと思います。

 

普段お伝えしてるベビーマッサージ教室では、いろいろ流れがある中でお伝えしていますが、実際の生活では現状、時間が取れないというところがあります。

 

その中で”やっぱり困ったな”、”この部分どうしてあげたらいいんだろう?”、”こうしてあげよう”みたいな、タッチケアやベビーマッサージを部分的に取り入れてあげることで、安心できる材料になればと思ってお伝えしていきます。

 

1.マッサージをするにあたって、気をつけなくちゃいけないこと

まずは「さあ、どうぞ触ってください」ではなく、万が一のために気をつけるべきポイントがあります。

 

暑すぎる時に触られたら、私達でも不快に感じるときはありますよね。

 

そんな時に触ってあげると子供も嫌がったりするので、お互いがリラックスできる適温の室温を保ってください。

 

赤ちゃんであれば、ふかふかのベッドでマッサージしてあげたいなと思ったとき、月齢が小さい子だと、窒息してしまったりする恐れがあるので、フラットなちょっと固めのマットをご用意していただければと思います。

 

姿勢についてですが、オイルを使ったマッサージだと、寝かせて裸んぼうにして、みたいなところがあると思うんですが、

 

わざわざ仰向けになってというよりかは、赤ちゃんがもうお座りができて、”今ブームなんです”とか、”寝返りが打てるようになって、うつぶせが大好きなんです”という子に対しては、

 

そのままうつ伏せの姿勢でやってもらって、赤ちゃんが好きな姿勢でやってあげてください。

 

大きなお兄ちゃんお姉ちゃんとかも、お母さんのお膝の上とか、本人が楽しいな、リラックスできるなっていう姿勢でやってあげてください。

 

ただし、マッサージする前には「今からマッサージするね」とか「触っていい?」って目を見て、お声かけしてあげてください。

 

また、マッサージの前には必ず、赤ちゃんの体調や機嫌をチェックしてください。

 

風邪や怪我してる時の本人の体調が優れていないけど、逆に良かれと思ってマッサージしようとすると、

 

私達も一緒ですが、体調が悪いときに触れられると”ゆっくりさせて”と思うので、赤ちゃんも子供も一緒で、無理にマッサージしないであげてください。

 

お母さんに心の余裕がない時も同じで、”触ってあげなきゃ”っていう感じでマッサージしてあげるより、お母さん自身も機嫌がいい時にマッサージしてあげてください。

 

イライラしてる時のマッサージは強く押しすぎたりして、お互い嫌な思いをしちゃったりとか、声かけも荒々しくなっちゃったりします。

 

お互いのためにもそうですが、子供にはいいマッサージ、スキンシップとして伝わらないです。

 

ですので”もうマッサージしてあげたい!””時間とれます!”ってなったら、マッサージする時は、周りがごちゃごちゃしていて、テレビもついていて、おもちゃが散らかっているところより、

 

環境を変えて整った場所、片付いている場所でやると、触れられてるんだなっていうのがより実感しやすくなります。

 

2.血流が良くなります

血流がよくなるということは、汗をかいてのどが渇きます。

 

私達も軽くウォーキングした後、お水を飲みたくなったりする感じで、赤ちゃんものど乾いたりするので、

 

”のどかわいたのかなぁ?””おっぱい飲みたいのかなぁ?”って思ったら、一旦マッサージを中断して、おっぱいを飲ませてあげたり、大きなお兄ちゃんとかでも、お水を飲ませてあげたりしていいので、飲み物の用意をしてください。

 

マッサージを終える前に、代謝が良くなって適度な疲労感を得ることもできます。

 

私がお伝えしてるのは基本自然にオイルやパウダーを使わないマッサージとかケアなので、”何か用意しなくちゃいけないのかしら?”っていうのは思わなくて大丈夫です。

 

3.もう眠い子は寝かせてあげてください

やっぱり眠りが成長・発達に繋がります。

 

眠りを阻止してまでやってあげなくて大丈夫なので、とんとんして寝かしつけてください。

 

マッサージはやっぱり、怒りモードでやってもお互い楽しくないので、楽しい気持ちで目線を合わせてやってあげてください。

 

赤ちゃんとか子供って触らないでよっていう時はあるので、その時は一旦、無理くり”こう言われたけど、触ってあげなくちゃ”と思わずに、ペシっと”嫌だ!”とされたら、”嫌だったのね”でマッサージはおしまいにしてあげてください。

 

赤ちゃんや子供は気まぐれなので、昨日は頭なでられるのが好きだったのに、今日はやだとか、逆に昨日はお腹なでられるの嫌だったのに、今日はいいのねとその日で触ってもらいたいところが変わったりもします。

 

その日のお母さんの新しい発見にもなったり、気づきにもなったりします。

 

それに気がつきながら、こだわらないで、泣いてしまったりしたら、中断して抱っこして、おっぱいあげたり、お水飲ませてあげて、声掛けして、1回落ち着かせてください。

 

おしっこ、うんちしちゃったら1回とりかえてあげてください。

 

マッサージや触れ合いも、ずっと触るのではなく、10分程度で終わるようにしてください。

 

ずっとやってると疲れるっていうのもあるし、触れることで出てくるオキシトシンの効果もそこまで持続しません。

 

4.マッサージをしてはいけない場合

マッサージは血流がよくなるのでいいことなのですが、心臓にもともと疾患がある子や股関節に問題ある子は、主治医の先生に”どのくらい触れていいんですか?”っていうのを聞いて、お医者さんと相談してから取り組んでください。

 

あとは、”なんでこんなに不機嫌なんだろう”といつもと明らかに様子が違う、例えば、オシッコの回数が少なかったり、おっぱいを飲んでくれなかったり、体調が優れないときはマッサージをするのは控えてください。

 

体調の優れない日で、熱があるときや感染症にかかってるとき、また予防接種を受けた日もいつもと体が違う状態なので、

 

腕を触ったりするのも含めて、予防接種を受けた後は副反応で熱が出ちゃったりすることもあるので、念のために控えてください。

 

予防接種などいつもと違う事があったときに熱が出ると、”触ったから熱出ちゃったのかな”、”予防接種打って熱出たんだろうか”、”なんか変なことしちゃったかな”って逆に迷っちゃったりもすると思うので、無理にマッサージしなくて大丈夫です。

 

5.手のひらでマッサージする時のルール

基本的には上から下にマッサージします。

 

リラックスすることが目的とすると上から下なのですが、東洋医学で陽気は上に行きやすくて、陰の気は下に行きやすいっていうのがあります。

 

子供は陽気の塊なので上に行きやすいので、頭の方から下に陽気を下げてあげる、沈静化させることで、リラックスするっていう流れになります。

 

足からマッサージするというイメージもあると思いますが、欧米から持ち込んでるオイルマッサージとかは、下から上にっていう手法があるみたいで、大人のマッサージには適していて、

 

大人は陽気が薄れていってしまうので、下から上に持ち上げてくっていうのがいい気の流れになってくると思います。

 

本当に三者三様、十人十色で、場合や状況によっても流れも違うのですが、私がお伝えしてるのは東洋医学をベースにしてるので、

 

東洋医学の気に基づくと、上から下に下げてあげる、子供へのマッサージの基本ベースとしては、上から下の流れがいいです。

 

まとめ

特に本格的なマッサージや指圧をするわけではないので、資格も要らないですから、赤ちゃんには、顔をちょっと触れてあげたり、手のひらで頭からなでてあげて、次は肩をなでてあげてというイメージで大丈夫です。

 

またいつかいろんなところでもお伝えしていきたいなって思っているんですが、今日は、普段できるポイントをお伝えしました。

 

ぜひ皆さんも実践していただきたいなと思います。

 

この記事を書いた人

chiaki

ちあきまる(こもり ちあき)

子育てアドバイザー。3児の母、元特別支援学校教諭、現在は小児科クリニック事務長、タッチケア講師、7つの習慣実践会認定ファシリテーターとして活動中!愛と勇気、継続力を大切にしています。「タッチケア」と「愛」で子育て&夫婦関係をもっとハッピーに!子育て、夫婦関係のコツを毎日XやPodcastで発信中。毎日の育児を充実させていきましょう。

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