【音声配信】咳や鼻詰まりで寝れないときの「ツボ」「タッチケア」のポイント ベビーマッサージ・タッチケア講座

愛でいっぱいまるまるタッチ

2022年10月10日より、「愛でいっぱいまるまるタッチ」という音声番組(ポッドキャスト、Spotify、AmazonMusicで配信)を立ち上げました。

ベビーマッサージやタッチケアを通して、子育てや、人との関わりの中での疑問や悩みを一緒に考えていく番組です。

本ブログでは、音声配信でお聞きになれない方に、内容の要約という形で情報をお届けします。

インタビュー形式(Q&A形式)でお話しを進めていきます

第11回目の配信をしました!

 

前回は、ベビーマッサージの具体的な注意事項をたくさんお伝えしていきました。

 

今回は、風邪や咳が出てきた時に少しでも予防、対策出来るようなポイントをお伝えしていきたいと思います。

 

Q:最近(12月)の小森こどもクリニックではどんな様子ですか?

A:季節的に、毎年秋は喘息の方が多くなって、咳とか辛そうだなという方がよく見られます。

 

”鼻がつまっちゃうんです”とかは、”こうしてあげるといいですよ”とさらっとお伝えすることもありますが、

 

今は寒暖差も激しい時期で、乾燥やダニアレルギーなどさまざまな要素から、喘息を引き起こしてしまうことがあります。

 

そうした症状の予防や緩和方法として、医学が発達してない江戸時代の時から、小児あんまはタッチケアやマッサージをしていました。

 

経絡・経路に沿ってさすってあげることで、症状の予防や緩和の効果があるといわれています。

 

やはり昔から実践され、実績がある東洋医学には、大人だと鍼治療から効果を持たれてる方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?

 

Q:他にはどんな相談が多いですか?

診察時に、”咳がある”と言われたら、風邪薬を出して帰宅されますが、たまに、”苦しくて寝られません”、”市販のスースーする塗り薬を使いました”なんてことを伺います。

 

そもそもみなさん、風邪はひきたくないっていうところがあると思うので、風邪や咳に対して、もっと効果的にする方法があります。

 

風邪の予防方法なんですが、基本的に体が温まっていないと、免疫力が高まりません。

 

体温を高めるには、お腹や背中をさすってあげるのがいいです。

 

お腹は指で部分的にさするより、できればお母さんの触る方の手のひら全体を温めて、手のひら全体でお腹をさすって、内臓を温めましょう。

 

手が冷たいと、いきなり”冷たい!ひぃ!”ってなるので、服の上からでも全然大丈夫ですので、肋骨の下あたりから手のひらあてて、上から下にササっていう感じではなく、

 

ゆっくり「いーーち、にーーい、さーーん」のような感じでさすってあげるのがいいです。

 

そこからまた「いーーち、にーーい、さーーん」と下から上に戻してあげるて、これを繰り返し、ゆっくりすることがリラックスもできるし、手の温かさもより感じられるところにです。

 

また背中には、肺機能につながる呼吸症状に効くツボがいっぱいあります。

 

どの部分がいいかというと、肩甲骨のちょうど間あたりです。

 

背中もまた手のひら全体を使って、回すように、円をかくように、ゆっくりゆっくりなでてあげると、風邪予防に繋がります。

 

お腹と背中を温めながら、ゆっくりマッサージしていくのが基本です。

 

Q:実際に咳や鼻水が出たときの効果があるマッサージはありますか?

体が冷えた状態の時に風邪を引くので、温めてあげるためにマッサージをしようと思うのですが、前回お伝えしたように、熱出てきちゃったよっていうときは一旦、マッサージするのはやめてあげてください。

 

熱以外で咳き込んでいるのであれば、背中周りをなでてあげてください。

これは、私達もそうですが、ねむせちゃったり、咳き込んでる子供がいたら背中をさすってあげたりしますよね?

 

自然にやっていた事かもしれないですが、背中には肺機能を高めるツボがあるので、これは本当に理にかなっていますね。

 

ですので、呼吸器系は背中を手のひらで優しく、ゆっくりっていうのがポイントとなってきます。

 

Q:鼻がよく詰まる時の対処方法はありますか?

鼻炎持ち、花粉症で辛い方はたくさんいらっしゃいますね。

 

お薬に頼り過ぎなくても、少し効果のあるやり方ですが、鼻の小鼻、鼻穴の横側よりちょっと上辺りにツボがあり、

 

大人の場合は、押してもらって、お子さんの場合は、皮膚を外側に伸ばす感じでやってみると、鼻の穴が開き、通りがよくなります。

 

風邪の初期の鼻づまりで、寝れないなってなったらやってみてください。

 

まとめ

今回は風邪予防のポイント、鼻が少し詰まり気味の時のポイントをお伝えしました。

 

これからも、”こういう時ってどうすればいいんだろう?”っていうときの、実践編や他にもいろいろな病気についてお伝えしていければいいなと思います。

 

あまりにも咳がひどい時や横になってもどうしても寝られない時、鼻水もとまらないなど、今回お伝えした方法には限界があります。

 

下手に触ったら悪化することもありますので、迷わず病院に行ってください。

 

やっぱり親として最初に心配になることは、風邪ひいちゃった時で、一番動揺する時だと思うので、何かしてあげなくちゃっていう時に、家で少しでも出来ること、お母さんの中で、いろいろな方法を知っておいていただければなと思ってます。

 

知識があるとないとでは、ママの安心感が変わってくると思いますので、私がお伝えする東洋医学や今の医学、西洋医学とうまく組み合わせながら、風邪・病気の予防方法やその時のマッサージの事をこれからもお伝えしていきます。

 

この記事を書いた人

chiaki

こもり ちあき

3児の母であり、元特別支援学校教諭、現在は小児科クリニック事務長。7つの習慣(R)認定ファシリテーター。愛と勇気、継続力を大切に、タッチケアで家族の幸福と成長を支援。Podcast、X(Twitter)でも育児やタッチケアの情報を発信中!

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