【音声配信】心身の「疲れ」を意識・対策できていますか?養生(ようじょう)がおすすめ!ベビーマッサージ・タッチケア講座vol.22

愛でいっぱいまるまるタッチ

2022年10月10日より、「愛でいっぱいまるまるタッチ」という音声番組(ポッドキャスト、Spotify、AmazonMusicで配信)を立ち上げました。

ベビーマッサージやタッチケアを通して、子育てや、人との関わりの中での疑問や悩みを一緒に考えていく番組です。

本ブログでは、音声配信でお聞きになれない方に、内容の要約という形で情報をお届けします。

 

第22回目の配信(2023/3/6)をしました!

 

皆さん仕事や子育て、家事やペットのお世話などで日々お疲れだと思います。

 

今回は、”疲れ” についてお話ししていきます。

 

会社にお勤めされている方は、育児や家事を二刀流でこなし頑張っていらっしゃると思いますが、皆さんに知っておいていただきたい言葉として、”養生” という言葉があります。

 

養生といったら、自分をいたわったり、体のメンテナンスをしたり、歳を重ねてきたら健康の維持などのイメージがあると思います。

 

私も今までは、健康に気をつけなくちゃいけないとは思いつつ、体調が悪くなり、疲れたらどうやって体のメンテナンスをしようかという考え方が養生だと思っていました。

 

しかし、ベビーマッサージタッチケア講師として東洋医学を学んだ時、鍼灸の先生から養生について説明を受けました。

 

養生は ”体調が悪くならないように健康に気をつけなくちゃいけない” という考えではなく、健康な状態をさらに良くするように考えましょうというのが先生のお話でした。

 

そもそも病気になるという前提で生活している方はいないと思います。

 

例えば、今の健康状態が60点と考えた時に、より健康な状態が80点、さらに心身ともに健康ですというのが100点という意識が養生かなと思いますので、

 

健康状態が悪くなってから良くするのではなく、普通に元気ですという状態から、さらに精神的にも身体的にも元気ですというのを意識して生活しましょうというのが、本来の養生の意味だと思っています。

 

さらに ”養生” といって思いつくことわざに ”医者の不養生” ということわざを聞いたことがありますか?

 

医者の不養生というのは、医者には健康や病気についてのいろんな知識があるので、患者さんには養生することをおすすめしますが、自分自身の事を後回しにしてしまって、自分を養生できていないということわざです。

 

私も指導する側として患者さんに養生することをおすすめしていますが、自分の事を養生できていないのが現状で、日頃から意識して生活していかなければなと思っています。

 

もちろん100点の自分を理想とはしてはいますが、養生できていないと気づけたら自分に拍手しましょう。

 

養生の仕方も人によりますが、睡眠時間を確保するのが難しい場合であれば、仕事の休憩時間に5分でも仮眠を取るようにしたり、

 

家で寝る前には、窓の鍵を閉めてなかった気がするなどの些細な心配事を考えだしてしまい、眠れなくなる時があっても、とりあえず5分だけ考えるのをやめてとりあえず目を閉じて、周りのあらゆる刺激を遮断して、心身ともに休めてあげること。

 

それでも寝られない場合は、頭も心も休む時間をどこかで強制的に作ろうとすることを心がけましょう。

 

他にも年齢的に体に支障が出てくる事がたくさんあると思います。

 

自分の体に聞いて行動しなければいけなくなったり、運動不足を解消するためになるべく歩くことを意識するなど。

 

ただ、歩きすぎて足が痛くなる事もあるので、やりすぎは禁物です。

 

子育てや仕事では、自分の事を考えてる暇もないくらいがむしゃらに動いているので、アドレナリンが出て麻痺してしまい疲れていることに気づきません。

 

アドレナリンは怒る時ややる気がある時などにアドレナリンは出ているので、その時は爽快感があって仕事を一気にやったり、家事や育児も一気にやった後のふとした瞬間に、肩凝ってた、やりすぎちゃった、手首が足首が痛かったなどに気づきます。

 

疲れに気づいたら、やっぱり興奮していたんだなと振り返って、そこからやりすぎないようにどうセーブをするか、分散するかということを考えることで、体の負担をかけないようにしていくことが大事です。

 

以前、陰と陽のお話をさせていただいたことと似たようなことがあるなと思っています。

 

なぜか今日は仕事がはかどると思ったら、もしかしたら数日後にその分の疲れが一気にきちゃうかもという考えを持ちましょう。

 

さらに子どもが小さい時は自分もまだ若いのでこなせた事も、子の成長とともに親も同じだけ年を重ねるので、同じ体力でいけると思っていると体にくることがありますので、自分の現状に向き合い、自分が動くことのできる範囲を知ることも大切な養生に繋がります。

 

目指したい自分が100点だとしてまだ頑張れそうだけれど、7割程度でまあいっかと止めておくこと。

 

お母さんが疲れてしまったら、子どもたちにも影響して悪循環になってしまうので、心の養生も大事です。

 

やはり体が楽だと心も楽なので、相手に伝えたいことが上手に伝えられるし、受け取った相手も自信が持て、自己肯定感が高まったり、ご主人にもあたりが柔らかくなり、夫婦関係も良好になります。

 

家庭の中では、お母さんの雰囲気作りが大きいところがあると思います。

 

私が養生のために心がけていることは、最近は子どもたちが自分でお風呂に入れるようになってきたので、自分の時間をプチご褒美として、お風呂でいい香りがする入浴剤を使用するようにしています。

 

そうした、忙しい時間の中での少しの自分の時間を養生することが大切だと思います。

 

他におすすめの養生の仕方で私の場合ですが、今犬を飼っていて、昔から子どもと一緒に散歩しに行っているのですが、いつもの近くの公園ではなく、少し遠い公園まで歩いて散歩するのもいい養生になってます。

 

散歩は日中に散歩することで幸せホルモンが出て、子どもたちの脳の発達にもすごくいい影響を与えたり、目で刺激を感じていい経験を与えてくれます。

 

ジョギングなどの激しい運動は心臓に負担がかかってしまいますが、犬の散歩やウォーキングであれば、体力的に負担をかけずにできますし、近場に公園があればお子さんとの時間も一緒にとれるのでいいと思います。

 

今日は、完全に疲れてしまう前に自分を養生すること、心の余裕を持つことが大事な事をお話ししました。

 

疲れを感じる前に自分を養生してください。

 

特に子育て真っ最中のお母さんお父さんは大変だと思うので、周りの方やご家族の協力も得ながら、完璧を目指さず、休み休みで大丈夫です。

 

養生には、気分転換や5分でも10分しかない自分の時間を大事に上手に使って、疲れる前にあえて体を休めていくことが大切です。

 

この記事を書いた人

chiaki

こもり ちあき

ベビーマッサージ・タッチケアセラピスト、3児の母。

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