【音声配信】赤ちゃんの月齢ごとの特徴や触れ合い、その時期のママたちの悩みについて③:7~8か月 ベビーマッサージ・タッチケア講座vol.50

愛でいっぱいまるまるタッチ

2022年10月10日より、「愛でいっぱいまるまるタッチ」という音声番組(ポッドキャスト、Spotify、Amazon Musicで配信)を立ち上げました。

ベビーマッサージやタッチケアを通して、子育てや人との関わりの中での疑問や悩みを一緒に考えていく番組です。

本ブログでは、音声配信でお聞きになれない方に、内容の要約という形で情報をお届けします。インタビュー形式(Q&A形式)でお話しを進めていきます。第50回目(2023/9/18)の配信をしました!

前回は6、7ヶ月ぐらいまでにお座りができるようになるのが目安というお話でしたが、今回は、もう少し進んで、7、8ヶ月頃の成長・発達についてお伝えしていきます。

Q:この後どんな成長を見せてくれますか?

A:遂に動き始めてハイハイの時期ですね。

Q:ハイハイは早い子だと7ヶ月ぐらいからできるようになりますか?

A:そうですね、早い子は腰が据わったかなと思う頃からできるようになります。

順調にハイハイする子もいれば、ハイハイを飛ばしてつかまり立ちする子もいたりして、成長の個性が出てくるようになってきます。

Q:特にこの時期の赤ちゃんの特徴はどんなところですか?

A:腰が据わってハイハイができて、お母さんからスプーンで与えてもらった離乳食を座って食べて、8、9ヶ月の中期に入ってきて、つかみ食べも始まりますね。

そして、人見知りの時期に入ります。お母さんとそれ以外のような感覚で、お父さんが悲しい思いをする時期かもしれません。

赤ちゃんは顔や目を見て判断しているようです。抱っこする時に、お母さん以外の人に正面から抱っこされると、人見知りが出て泣くことがあります。

例えば、クリニックを受診する兄弟(2名)を診察する時に、一人はお母さんの膝の上に座りますが、もう一人を私(診療補助)が抱っこして、診察の順番を待つのですが、

お母さん以外に正面から抱っこされると(表情を見てお母さんではないと感じると)泣かれるので、私は顔を見られないように、お母さんでないと気づかれないように、後ろから抱っこします。

というぐらい、赤ちゃんは顔でお母さんを認識しているので、顔で覚えながら、脳が発達してくる時期です。

発達の急成長中の時期なので、ハイハイできるようになってくると、何か掴むこともできるようになり、イタズラをするようになり、口の中になんでも入れてしまいます。

成長の発達過程において重要な過程なので、何でも口に入れる我が子にヒヤヒヤ、親や周りは大変ですが、安全に行動できるように見守ってあげるのが一番大事な時期です。

ハイハイできるようになる時期に、ハイハイできないけどどうすればいいのかと悩むとは思いますが、うつ伏せの状態で手を前の方に伸ばしていたり、仰向けの状態で足をビヨンビヨンと蹴ったりする子は、ハイハイの練習をしているサインなので、ハイハイできるまで見守っていただければと思います。

また、ハイハイの練習としては、好きなおもちゃをあえて目の前に置いてあげて、そこに行きたい欲求を促したり、うつ伏せの状態で手を前に伸ばしていたら、赤ちゃんのお腹をお母さんが持ち上げてあげて支えてあげることで、赤ちゃんが自然と膝を使って前に進むようになります。

前提として、それぞれの成長のスピードには個性があるので、ハイハイの練習などは無理してやらなくても大丈夫です。

ハイハイの仕方にもいろいろありますが、両手両足を使うのが一番の理想です。片腕だけで頑張る赤ちゃんもいて、もう片方の使っていない手を使わせたい時にも、おもちゃを使って動かしていない腕の方に置いてみると、赤ちゃんも手を使うのが器用なので、もう片方も使うようになるかもしれません。

練習の際の理想は、膝を使うよりも、手と足を地面につけてお腹を支えてあげることで、ハイハイの形のイメージを作ってあげることが良いと思います。

また、ハイハイには背筋も関係してくるので、赤ちゃんがうつ伏せの状態になったときに、首から腰までの脊柱という骨が通っているので、医学的なマッサージを利用して、仙骨部という腰やお尻の部分を撫で下ろすマッサージをすると、神経の流れに沿っているので、神経の発達を促してくれます。

ハイハイがうまくいかない、またはする気があるのかどうかと思った時は、首からお尻にかけて撫で下ろしてあげてください。

逆でも問題ありませんが、背中を撫でることがポイントです。

Q:行動範囲が広がっていく中で、保護者の方が注意することは何ですか?

A:やはりハイハイの時は、兄弟がいたりするとBB弾やおもちゃを口に運んでしまい、誤飲のリスクがあります。

一番危険なのはボタン電池です。絶対に手の届かない場所に保管してください。

もし飲み込んでしまったら、すぐに大きな病院に連絡してください。

大きな電池ならまだ識別しやすいですが、ボタン電池のような小さなものは、小さい手で器用に掴んで口に入れることがあるので、特に注意が必要です。

Q:筋力も大きく発達していく時期ですか?

A:はい、ハイハイを始めると、太ももや腕を使うので、ぽっちゃりしていた赤ちゃんの体が引き締まってきます。

もちろんまだ赤ちゃんの時期なので、食べたい分は食べさせて、飲みたい分は飲ませてあげて大丈夫です。特にダイエットをする必要はありません。

今回は、7、8ヶ月頃のハイハイの時期の特徴についてお伝えしました。

この記事を書いた人

chiaki

ちあきまる(こもり ちあき)

子育てアドバイザー。3児の母、元特別支援学校教諭、現在は小児科クリニック事務長、タッチケア講師、7つの習慣実践会認定ファシリテーターとして活動中!愛と勇気、継続力を大切にしています。「タッチケア」と「愛」で子育て&夫婦関係をもっとハッピーに!子育て、夫婦関係のコツを毎日XやPodcastで発信中。毎日の育児を充実させていきましょう。

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