【医師監修】インフルエンザ後の正しい過ごし方〜無理せず回復する4つのポイント〜

病院から元気に退院

こんにちは!小森こどもクリニック ベビーマッサージ・タッチケア講師のちあきまるです。

インフルエンザの流行が続いていますが、「やっと熱が下がった!」とホッとしたのも束の間、体がだるくて思うように動けない…そんな経験はありませんか?

「もう大丈夫」と思って動き始めたら、すぐに疲れてしまったり、めまいがしたり。実は、病み上がりの時期に無理をすると、回復が遅れたり、ぶり返したりすることもあります。

では、インフルエンザの後、どのように過ごせばスムーズに回復できるのでしょうか?今日は、無理なく回復するための4つのポイントをご紹介します!

インフルエンザ後の体はまだ回復途中!

熱が下がると、「もう元気になった」と思いがちですが、実は体の中ではまだ戦いが続いています

高熱で大量のエネルギーを消耗している
筋力が低下し、少し動くだけでも疲れやすい
胃腸の働きが弱っていて、消化不良を起こしやすい

この状態で無理をすると、体調がぶり返したり、別の病気にかかりやすくなったりすることも…。

だからこそ、回復期は「少しずつ」「無理なく」が大切! では、具体的にどのように過ごせばいいのでしょうか?

すぐにできる回復のコツ4つ

① 胃腸に優しい食事をとる

病み上がりの体は、まだ食べ物をしっかり消化・吸収する準備ができていません。急に普通の食事に戻すと、胃もたれや消化不良を起こしてしまうこともあります。

🌿 おすすめの食事

おかゆ・雑炊:胃に負担をかけず、エネルギー補給に最適
豆腐・白身魚:消化しやすく、たんぱく質もしっかり補給できる
ささみ・鶏ひき肉:脂質が少なく、体に優しい

野菜は、生のままよりもスープや煮物にすると消化しやすくなりますよ!

② 無理せず少しずつ体を動かす(外気浴を含めて)

「体力を戻さなきゃ!」と急に動き回るのは逆効果。最初は「外気浴」から始めるのがおすすめです。

🌞 外気浴のメリット

太陽の光を浴びると「セロトニン(幸せホルモン)」が分泌され、気持ちが前向きに
外の空気を吸うことで、気分転換や免疫力アップにつながる
軽い運動をする前の準備として、体を慣らすのに最適

🌿 外気浴の方法

🔹 最初は 玄関先で深呼吸するだけ でもOK!
🔹 近くのベンチに座って日光浴をする(歩かなくてもOK)
🔹 少しずつ散歩の距離を伸ばす

いきなり長時間歩くのではなく、「今日は3分」「明日は5分」と少しずつ増やしていくのがポイントです!

③ お風呂は短時間&ぬるめに調整

お風呂に入ると血流が良くなり、回復を助ける効果がありますが、長時間入ると疲れやすくなることもあるので注意しましょう。

💡 お風呂のポイント

最初は5分程度の短め入浴(無理しない)
湯温は38~40℃のぬるめがベスト
入浴後はしっかり水分補給を

「お風呂に入るとぐったりしてしまう…」という場合は、シャワーで済ませるのもOK! その日の体調に合わせて調整しましょう。

④ しっかり睡眠をとる

病気のあとは、体が回復するためにたくさんのエネルギーを使っています。そのため、しっかり睡眠をとることがとても大切です。

🌙 睡眠のポイント

寝る前にスマホやテレビの光を避け、リラックスモードに
温かい飲み物(白湯やハーブティー)をとる
昼間に日光を浴びることで、夜ぐっすり眠れるようにする

無理に早く回復しようとせず、しっかり睡眠をとって体を休めることが、一番の回復への近道です!

まとめ〜焦らず、自分のペースで回復を〜

病み上がりの体はとてもデリケート。無理をせず、少しずつ回復していくことが大切です。

🌿 インフルエンザ後の回復ポイント 🌿

消化に優しい食事からスタート(おかゆ・豆腐・ささみ)
いきなり運動せず、まずは外気浴で体を慣らす
お風呂は短時間&ぬるめで、疲れすぎないように
しっかり睡眠をとり、体の回復を優先する

寒い季節は体調を崩しやすいですが、焦らず、少しずつ元気を取り戻していきましょう!

この記事を書いた人

chiaki

ちあきまる(こもり ちあき)

子育てアドバイザー。3児の母、元特別支援学校教諭、現在は小児科クリニック事務長、タッチケア講師、7つの習慣実践会認定ファシリテーターとして活動中!愛と勇気、継続力を大切にしています。「タッチケア」と「愛」で子育て&夫婦関係をもっとハッピーに!子育て、夫婦関係のコツを毎日XやPodcastで発信中。毎日の育児を充実させていきましょう。

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