はじめに
こんにちは。ちあきまるです。
子育てって、本当に毎日があっという間ですよね。
嬉しいこともたくさんあるけれど、ゴールデンウィークのような長いお休みには「体力がもたない…」なんて思うこともあるかもしれません。
そんな中、やってくるのが「子どもの日」。
せっかくの節目の日だからこそ、ちょっとした工夫で、親子の時間をもっと楽しく、豊かにしてみませんか?
この記事では、昔ながらの行事「菖蒲湯」や、親子でできる簡単な遊び、食を通したふれあいのアイデアなど、子どもの日を気軽に楽しむヒントをお届けします。
1. 子どもの日ってどんな日?
「子どもの日=鯉のぼりや柏餅の日」と思っている方も多いかもしれませんね。
実は、もともとこの日は「端午の節句」といって、子どもの健やかな成長と健康を願う日として、古くから大切にされてきた行事なのです。
もともとは中国の“邪気払い”が由来で、昔の日本では病気や災いから子どもを守るための願いを込めて、この日が祝われてきました。
その名残が、「菖蒲湯」や「柏餅」といった風習に残っているのですね。
🛁 2. 菖蒲湯で体も心もポカポカに
私が特におすすめしたいのが、“菖蒲湯”に入ること。
長い葉っぱの形が刀に似ていることから、魔除け・厄除けの意味があり、菖蒲湯には「元気に育ってほしい」という思いが込められています。
でも、それだけではありません。
菖蒲の葉には血行を促進する効果があり、冷えた体を温めてくれます。
ゴールデンウィークといっても、朝晩は肌寒い日もありますよね。風邪予防にもつながるので、ぜひ取り入れてみてください。
さらに、お風呂の時間がふれあいタイムにもなります。たとえば──
- 「何本あるかな?」と葉っぱを数える
- 菖蒲の葉をちぎってみたり、結んでみたり
- 頭に巻いて“武士ごっこ”で遊んでみる
こうした手遊びや会話は、手指の発達や脳への刺激にもつながるのです。
「鬼が来ないらしいよ」「カタナみたいでかっこいいね!」といったやりとりも、子どもにとっては楽しいひとときになりますよ。
3. 行事食も“楽しさ”のきっかけに
子どもの日は、食卓でも季節を楽しむチャンス。
「ちらし寿司を鯉のぼりの形にしたり」「柏餅やちまきを食べたり」といった工夫は、特別な準備がなくても気軽にできます。
私自身、昔は子どもたちと一緒に、ちらし寿司を四角くかたどって目をつけて…なんて楽しんでいました。
でも、無理して手作りしなくても大丈夫!
買ってきたお菓子やお惣菜でも、
「今日は子どもの日だから、柏餅食べようね」
「今年も元気で過ごせてよかったね」
そんな言葉を添えるだけで、子どもは“愛されている”ことをしっかり感じてくれます。
4. 行事を通じて育まれる“情緒の豊かさ”
日本には四季があり、それぞれに美しい風習や行事があります。
こうした行事を通して、子どもたちは自然と季節を感じ、心を動かす力を育んでいきます。
たとえば—
「5月は菖蒲の葉があるんだ」
「子どもの日って、みんなの成長をお祝いするんだね」
そんな小さな気づきの積み重ねが、情緒の豊かさや感性の育成につながっていきます。
そしてそれは、決して特別なことではなく、
日常のなかのほんの小さな“対話”や“遊び”から始まるものなのです。
まとめ〜季節の行事を親子の「心の記憶」に〜
育児は毎日が忙しくて、気がつけば一日が終わってしまいます。
でも、年に一度の「子どもの日」は、そんな日常にふっと季節の風を吹き込んでくれる、大切なチャンスです。
菖蒲の葉を浮かべたお風呂で笑い合ったり、
柏餅をほおばりながら「元気に育ってくれてありがとう」と伝えたり
そんな何気ないひとときが、
親子の心に残る“特別な記憶”になりますように。
どうか皆さんのご家庭でも、笑顔いっぱいの子どもの日になりますように。