新学期、子どもの不安に“だいじょうぶ”を届ける。愛着とタッチケアで育む安心時間

新学期で登校が、不安な小学生を母が見守っている

新学期、子どもたちとわたしたちにできること

こんにちは、ちあきまるです。

新学期が始まって、1週間ちょっと経ちましたね。みなさん、いかがお過ごしですか?

春は、子どもたちにとっても、私たち大人にとっても、ちょっと特別な季節。

ドキドキ、ソワソワ、そしてちょっぴり不安もある……そんな時期です。

今回は、そんな“新しいはじまり”のこの時期に、わたしたち大人ができることを、心を込めてお話しさせていただきます。

クラス替え、先生、お友だち…たくさんの「初めて」に囲まれて

「先生、どんな人かな?」

「誰と同じクラスになったんだろう?」

「係は何になるのかな…?」

そんな期待と不安が入り混じる新学期。

進級したお子さんも、新入学のお子さんも、それぞれの立場でがんばっています。

まだ言葉がたどたどしい小さなお子さんも、雰囲気の違いに気づいてソワソワしているかもしれません。

新しい場所、新しい人。

うれしさのなかに、どこか不安を感じるのは、大人だって同じですよね。

「人見知り」も、実はすごく自然なこと

私自身は、新学期が楽しみな子どもでした。

クラス替えも「誰と一緒かな?」「係は何にしようかな?」って、わくわくしてたんです。

でも、私の娘はちょっと違っていて……

新しい環境に慣れるのが苦手で、4月は特に「学校に行きたくないなぁ」って顔をしていました。

「人見知り」と言うとネガティブに聞こえるかもしれないけれど、
知らない場所や人の前でドキドキするのは、実はとっても自然なことなのです。

だからこそ、そんな子どもたちの“気持ち”に、わたしたちが寄り添ってあげることが大切なんですよね。

大切なのは「愛着」という安心の土台

子どもたちが安心して外の世界に飛び出していくために、必要なのが「おうち」という安全基地。

新学期って、書類がたくさん来たり、親もバタバタしがちなんですけど、

そんなときこそ、5秒でもハグをしたり、目を合わせて「おかえり」「がんばったね」って声をかけてあげる。

それだけで、子どもの中にある「安心」がぐっと育っていきます。

愛着って、目と目を合わせることや、スキンシップ、そして「気にかけてるよ」という姿勢の積み重ね。

その小さな積み重ねが、子どもたちの「大丈夫」を育ててくれます。

タッチケアで伝える「だいじょうぶ」

私がいつもおすすめしているのが、タッチケアです。

たとえば、朝のマッサージ。

腰の中心をくるくるマッサージしてあげるだけで、「今日も一日がんばろう」って気持ちがふっと湧いてきます。

夜は、背中をゆっくり上下になでてあげると、不安や緊張が少しずつほどけていきます。

「今日どうだった?」と話をしながら、背中をスーッとさすってあげると、子どもたちは「話せる」「安心できる」って感じてくれるんです。

ちなみに、腰には“勇気のツボ”があるんですよ♪

そこをなでてあげると、「よし、明日もがんばってみようかな」って背中を押してもらったような気持ちになるんです。

これはお子さんだけじゃなくて、パパやママにも。

「おつかれさま」の気持ちを込めて、家族みんなでなでなでタイム、ぜひ取り入れてみてくださいね。

子どもの「サイン」に気づくために

もし先生から「ちょっと落ち着きがなくて…」と言われても、
焦らなくて大丈夫です。

まずは、受け止めて、そっと子どもに寄り添ってみてください。

「どうだった?」「何があったの?」じゃなくて、

「楽しかったこと、あった?」くらいのやさしい問いかけで十分です。

子どもって、自分の気持ちを話すタイミングがバラバラなんです。

夜寝る前にポツンと「今日ね…」ってつぶやくこともあります。

だからこそ、大人が急かさず、待ってあげることが大事です。

まとめ:焦らず、一緒に春を歩こう

新年度のはじまり。

不安になってもいいし、うまくいかなくても大丈夫。

子どもたちの行動の奥にある「気持ち」を見つめて、

そしてその気持ちに、タッチや言葉で「だいじょうぶだよ」と寄り添う。

それだけで、子どもたちの心にはちゃんと“安心”が届いています。

そして、その安心は、これからの挑戦への「勇気」に変わっていくのです。

焦らず、ゆっくり。

お子さんのペースと、あなた自身のペースを大切に。

家族みんなで、春のスタートを一歩ずつ歩んでいきましょうね。

では、また次の会でお会いしましょう。
ちあきまるでした。

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ちあきまる(こもり ちあき)

ちあき / LifeCrescendo ライフコーディネーター

あなたの毎日が、愛と、喜びに満ちた、美しい音楽になりますように。
そんな想いで、家族とチームの「ハーモニー」を奏でるお手伝いをしています。

元・特別支援学校教員としての経験、3児の母としての日常、そして「7つの習慣®」の知恵を掛け合わせ、「愛は動詞」をモットーに、心がふっと軽くなる、具体的なコミュニケーションのヒントを、ポッドキャストやX(旧Twitter)でお届けしています。

また、この活動は、「哲学医」である夫・広嗣との、共同プロジェクト『LifeCrescendo』の一部でもあります。
私が、日々の実践という「横糸」なら、夫は、人生の哲学という「縦糸」。

二つの視点が交差する、より深い物語は、noteで、夫婦で、綴っています。
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