【音声配信】触れることの「脳」への効果。ベビーマッサージ・タッチケア講座

愛でいっぱいまるまるタッチ

2022年10月10日より、「愛でいっぱいまるまるタッチ」という音声番組(ポッドキャスト、Spotify、AmazonMusicで配信)を立ち上げました。

ベビーマッサージやタッチケアを通して、子育てや、人との関わりの中での疑問や悩みを一緒に考えていく番組です。

本ブログでは、音声配信でお聞きになれない方に、内容の要約という形で情報をお届けします。

インタビュー形式(Q&A形式)でお話しを進めていきます

今回は「触れる」ことでの「脳への効果」についてお話しをしていきます。

発生学的に、「脳」と「皮膚」とは、もともと同じ場所から発生し、細胞分裂の過程で、それぞれ「脳」と「皮膚」に別れていきます。皮膚と脳は密接な関係にあり、繋がっているという言い方もできます。

「皮膚」は露出露出した「脳」ともいわれていて、例えば、大事な「脳みそ」は硬い頭蓋骨におさまっているので、「脳」には、直接刺激を入れられないのですが、皮膚へ刺激をすることで、脳への刺激となり、発達を促すとも言われてます。

Q:確かに脳を刺激するのはなかなか難しいですね。マッサージできないですものね。そうではなくて皮膚を刺激することで、脳への効果・影響があるということなんですね。具体的にはどんな効果がありますか?

A:例えば、脳と繋がっている各臓器、機能の発達を促します。例えば、触れることで、好奇心が育つ、受験生なら記憶力アップにつながります。

赤ちゃん、幼児のお子さんは、ともかく触れることで、感情が豊かになりますし、例えば3歳ぐらいのお子さんで、まだ言葉がつたないってところもあったりもするんですけれども、言葉をつかさどる部位にも刺激がいくことで、言葉の発達を促してくれます。

Q: 言葉の発達というと、3歳ぐらいのお子さんだと、ちょっと差があって、おくれていることが心配で、でも病院とかで見てもらっても何でもないよって言われることもよくありますよね?様子を見てあげてくださいね、ってよく言われることだと思います。そういったときに、この「タッチケア」だったりとか「ベビーマッサージ」をしてあげることで、これひょっとするとお母さん自身も安心するというところに繋がりますか?

A:その通りです。大丈夫って言われたけれども、じゃあ家で「どうすればいいんだろう」「コミュニケーションの練習」と言われてもで何か難しそうなんじゃないかとか、「具体的に何やってんだろう」とわからない場合もあると思います。

生活の実践の場で、お母さん自身が心配してるけれども、じゃあどう働きかけをしたらいいんだろう?って多くのお母さんが悩まれてるんじゃないかなと思います。

具体的なおすすめ、できることは、ズバリ、「触れ合って」あげることで大丈夫えす。この「タッチ」してあげてることで、子供にとっては刺激になりますので、触れてあげることがしっかり練習になっている!とお母さんの自信に繋げてもらいたいです。

Q:触る場所とか時間帯だは何かポイントはありますか?

A: 特に特別な時間はありません。1日の中で、ちょこちょこ触れ合ってあげればよいと思います。例えば、お外に出かけるときに、手をつなご!から始めてみる。

歩けるお子さんなら、「お花あったね!」って、「見てっ!」て、指差し一緒にしてあげて、「これだよ!」って「こっちこっち!」と言いながら、お背中をちょっと「さすって」あげながら「きれいだね」って共感してあげる。

子供は、「ビリビリ」が、好きなので、「ビリビリしたね」って、一緒にびりびりやってあげたり、上手くできないなら、「どれどれ」って、「こうやるんだよ」って、手と手をもってあげながら、それがもう触れ合いなので、本当ささいななことを重ねていくことで、お子さんにとっては脳へのいい刺激になっています。

お母さんが、普段されていること(ふれあい)が、ちゃんと刺激として伝わってますので、大丈夫、自信持ってくださって、お伝えしたいです!

Q: 実は、無意識で、きっとしていることばかりだと思うので、そこに「触れる効果」「脳への効果」「発達への効果」があるんだっていうことを知る、この一つの知識が入ることでお母さんも安心するし、ちょっと先を見通せるっていうのはいいことですし、心の安定に繋がりますよね。

A:そうですね、お子さんの安定はもちろんですし、関わるお母さん、ご家族にとっても、心配な場面が多々あると思います。

例えば、お父さんが、お仕事で家にいる時間が少ない場合でも、帰ってきて、お子さんが寝てるけれども、「いいこ、いいこ」してあげることで、実はお子さんにとってより、お父さん自身の安心につながり、我が子のかわいいさを感じ、愛情で満たされるのは実はお父さんであったりもします。

Q: お父さんが、子供の子のかわいさで、愛で心を満たされ、仕事への意欲にも繋がりそうですね。そして触れることで、パパやママの安心感にもつながって、そして脳への効果も大きくなるということで、やはり触れないわけにはいかない!ですね。もう少し大きくなったお子さんたちにも、触れることでの脳への効果というのはあるんですか?

A:あります。例えば、やる気を出したいとき、「シャカシャカシャカ」とちょっと背中を、早めにさすってあげるとよいです。タッチケアでもありますが、「やる気」のツボをさすってあげることで、「やる気スイッチ」が入りますので、中高生とか寝不足で寝起きが悪い時に、「なでて、さすって」あげると、目覚めがよくなります。触れて起こしてあげることで、生活リズムが整ってくるので、例えば昼夜逆転の防止にもつながると思います。

Q:先ほどの「つぼ」というお話もありましたが、具体的にはどのあたりのツボをさすってあげるとやる気が出るのでしょうか?

A:背中をさすってあげる、なんですけれども、特に「やる気が出ない」「臆病」とか「試験前で不安」なときは、腰の辺りをさすってあげると「勇気のツボ」があるので、おすすめです。

Q: 玄関に送ってあげるとき、いってらっしゃい「ぽんって」って背中を押すとか言いますが、ちゃんと理屈があって、理にかなってるわけなんですね。

ほんの少しのふれあいでも効果が高いっていうのは、特に思春期のお子さんをお持ちの親御さん、保護者の方というのは少し明るい話題ですよね。男の子だと、触るな!みたいな年になってくるので、そうするとなかなかタッチケアっていうところも難しい場合もありますが、洋服の上からでもいいんですものね。

A:そうなんです!洋服の上からで、十分なので、皮膚に刺激を与えてあげる、さらに「つぼ」のポイントでちょっと触れてあげるとさらに、相乗効果が期待できると思います。

Q:脳の発達にも繋がっていくということで大きな効果があり、そして、小さなお子さんだったらもうこの成長過程、成長著しいのでさらに効果倍増ですね。このお話しを聞くと、やっぱり触りたくなっちゃう!パパ、ママ、ご家族の方多いかと思います。やはり効果や理由を知ることっていうのは、非常に有意義だと思いますので、「効果がある」なと思いながら、触れていただきたいと思います。

まとめ

発生学的に、皮膚と脳は同じもともと同じ細胞から分かれてできています。皮膚と脳は仲良し(繋がっている)だということです。

皮膚を触れることは、「脳」へも良い刺激が届きます。

具体的には、よく眠れる、感情が落ち着く、感情が豊かになる、心が強くなる、芯のある大人になる、きっかけになっていきます。

「触れる」ことは、いつでも、どこでも、できます。ご家族、ご友人、職場で、「脳」を意識して、タッチケアをし合いましょう。

読んでいただきましてありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。

この記事を書いた人

chiaki

ちあきまる(こもり ちあき)

子育てアドバイザー。3児の母、元特別支援学校教諭、現在は小児科クリニック事務長、タッチケア講師、7つの習慣実践会認定ファシリテーターとして活動中!愛と勇気、継続力を大切にしています。「タッチケア」と「愛」で子育て&夫婦関係をもっとハッピーに!子育て、夫婦関係のコツを毎日XやPodcastで発信中。毎日の育児を充実させていきましょう。

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