ありのままを受け止めるまで
子どもを授かり、成長・発達していく中で、否応にも親のエゴがだんだんと見え隠れしてしまうことがあります。
親の教育方針と子どもの特性のズレは私の中では大きな課題です。
親としては、ああいう子に育てたいな。そのためにはあれをさせ、これをさせ。
一方、子どもはどうでしょう?
子どもは、子どものペースで発達し、成長していきます。
例えばこんな事
オムツはずれ
オムツが外れるのは、本当に早い子は1歳でも外れるし、ゆっくりな子は4,5歳ぐらい。平均でも2歳~3歳。
みんな、子どもなりのペースでオムツは外れて行きます。
ただ、親の立場からだとこんな事を意識してしまうのです。
早くオムツが外れた子、平均でオムツ外れた子を意識し、親自信が周りから取り残された気持ちになり、焦ってしまう。
そこから我が子にも、もっと早く外れてもらわないとと、親は頑張ってしまうこと。
さて、子どもの立場から。
確かに、オムツを外すことはいつかは必要な能力だと思います。
ですが、子どもによって、成長・発達が違うのです。
それは、身体の発達と心の発達。
身体の発達(膀胱の機能)が未熟であれば、誰が何をしようがまだ、オムツはずれの時期ではないのです。
身体がOKなら、次の心の発達のステップでアプローチするのです。
私の失敗
真ん中の子の性格はいわゆる神経質。私もわりと神経質。
長男のありのまま(身体と心の成長)を受け入れずに、私のペースで口うるさくトイレトレーニングをしていました。神経質な私は、失敗を許すことがあまりできずにいました。
結果、子ども自身の心の成長・発達のペースで声掛けができなかった、否定してしまったことで、負のスパイラルへと突入。
そう、なかなか完全に外れるまでに時間がかかってしまったということです。
子ども自身の中では、プレッシャーを与えられると、逆にストレスになりそのストレスで、頻尿になってしまったりしてしまいました。
親の我慢、許容度が要
一番下の子は、あるがままに受け入れました。成功したら、もちろん褒めますが、ポイントは失敗した時の対応を気をつけました。
失敗してしまった時、今までの経験の反省を活かします。
まず親である私自身が失敗を気にしないこと。そして、失敗をありのまま受け止める事を重視しました。
良くない例:失敗後→親「失敗したら、だめでしょ!何度言ったら分かるの?だから、さっき行こうって誘ったじゃない。」
私の工夫:失敗後→親「パンツ気持ち悪いね(共感)おしっこ、教えてくれると嬉しいな。(母の想いも伝える)」
個人差も兄弟間でもあるのですが、工夫した結果は私もストレスなく、子ども本人も気がつけば平均並みにオムツは外れました。
子どものペースで
今回は、オムツはずれを中心でお話を進めました。
日常の中にも親の想いのペースで子どもに負荷をかけてしまうことがあります。
一旦、立ち止まって親の気持ちと子どもの発達・成長(心身ともに)すり合わせるのも大事ですね。
息詰まったら、触れ合いを通しお互いの存在を確認し愛情を深めましょう。