【音声配信】親子同士のタッチケアとコミュニケーションで五月病を乗り切りましょう!ベビーマッサージ・タッチケア講座vol. 33

愛でいっぱいまるまるタッチ

2022年10月10日より、「愛でいっぱいまるまるタッチ」という音声番組(ポッドキャスト、Spotify、AmazonMusicで配信)を立ち上げました。

ベビーマッサージやタッチケアを通して、子育てや、人との関わりの中での疑問や悩みを一緒に考えていく番組です。

本ブログでは、音声配信でお聞きになれない方に、内容の要約という形で情報をお届けします。インタビュー形式(Q&A形式)でお話しを進めていきます

第33回目の配信(2023年5月22日)をしました!

ゴールデンウィークを過ぎてくると、新学期の疲れが溜まり、親子共々お疲れモードになってくるものです。いわゆる五月病になりやすい時期です。

Q:この配信が2023年5月20日ということでGW明けの2週間ぐらいが経ち、この時期にクリニックに来院されるお子さんの特徴はありますか?

A:GWが終わって1学期が始まったのに、GWでたくさん遊んで疲れて、またよいしょって重い体を持ち上げる感じで、皆さん五月病なのかなとは毎年思います。

Q:具体的にはどんな症状がありますか?

A:腹痛が多かったりします。お腹が痛いとか、ボロボロするとか、あとは頭痛ですね。

Q:具体的な痛みや、便が緩くなるなど分かりやすい症状以外の兆候など、いつもと違うなと感じることはありますか?

A:実際はなんかだるいなという些細な事とか、いつもより食事の量が減ったとか、食べる気ないな、ちょっと疲れたとかなどの体が疲れてるのかなっていうサインはあります。

小さい子はさっきまで元気だったのにどうしたのかなと、逆に心配になるところもあると思いますが、GWは生活リズムも変化しやすい時期だったからねみたいに捉えてもらえたらいいなと思います。

Q:症状があるお子さんには薬の処方箋が出ていくと思いますが、病院に行くまでもない違和感がある時に何か対処することはできますか?

A:GWが終わって学校が始まって、タイトなスケジュールで子供も大人も動くので、一番の原則として早寝早起きが大事になってきます。

早く起きて朝の光を浴びることで幸せホルモンを出して、やる気を出す事が大事で、光を浴びる事でセロトニンが出て目が覚めて、体の循環がよく巡り血流も良くなります。

成長ホルモンが22時あたりから出るので、疲れてるからこそ意識的に早く寝てみようかなとか、子どもは30分昼寝してみるとか、目を休ませるのも大事です。

休みになるとゲームやタブレットを見る時間が多くなる事があるとは思うので、やりたい気持ちもあるけど、脳にとってはストレスになり、目も悪くなるし、下を向いてると首の筋肉を使って肩こりにもなります。

お子さんでも最近は肩が硬くなっている子もいらっしゃったりします。

ほっと一息つけるために「体が疲れてそうだからちょっと休まない?」と言って、飲み物を飲んだりして、一緒に休むことが一番いいかもしれないですね。

一緒に背伸びしてみるとか、のびのびする時間を作ってあげて、リラックスした時間を意識的に作ってください。

Q:リラックスは千明さんの専門分野であるタッチケアが有効になってくると思うんですが、この時期にできるタッチケアはありますか?

A:まずリラックスするには、一緒にお風呂入って、体を洗いっこして、触れ合いを通して幸せホルモンを出しましょう。

リラックスして体が緩んだところで、足首を温めましょう。

くるぶしの外側を手のひら全体でくるくるとなでてあげると疲れが抜けて、全身の血流がよく巡ってリラックスに繋がります。

くるぶしをマッサージする事で内臓の方が温まってくるので、それこそ腹痛によかったりします。

5月頃から暑くなってきて、裸足の方がいいみたいなところはあると思うんですが、むしろ靴下を履かずにダイレクトに肌と肌で直接触れ合うこともできるので、足大きくなったねなんて言いながらコミュニケーションを取ってみてください。

また、子どもも大人も頑張ってくるとエネルギーが枯渇してくるので、今回はエネルギーを補充するツボもお伝えしていきます。

腰に勇気のツボがあります。

腰全体をくるくると時計回りに優しくなでてあげると、勇気が湧いてやる気アップになります。

さらに背中にもツボがあって、元々臆病な性格や怖がりなお子さんとかに対して、同じように優しくなでてあげるといいツボなので、ぜひ試してみてください。

Q:その他にもありますか?

A:小さいお子さんほど、些細な事でも触れ合いをすることを心がけましょう。

行ってきますでハイタッチとか、帰ってきたらおかえりって出迎えて体をさすってあげてとか、疲れてるときだからこそ触れ合う時間を増やしてみるっていうことを意識してみてください。

子どもも学校の環境や保育園の生活など、1学期は特に頑張る時なので、エネルギーチャージは安全基地である親の元でチャージしたいと思います。

親とたくさん触れ合うことで、夏もわくわくすると思うので、今が蓄え時と思って触れ合っていきましょう。

Q:五月病になるお子さんも多いと思いますが、その他に気をつける点はありますか?

A:とにかく疲れたっていうことを隠さないで、疲れたねと受け止めてあげることが大事です。

もっと頑張ってとなると子供が反発してやだってなっちゃうので、無理に頑張ってと言わずに、心の中で頑張って欲しいなって思いながら、ほっこりタイムを作っていくことだけで十分だと思います。

コロナが5類になって、GW明けのいろいろな学校の行事や保育園とか幼稚園の行事のいろんな活動でできることも増えて、これやったよと話したいことがいっぱいあると思うので、いっぱい話を聞いてあげてください。

Q:千明さんの活動でも変化があったと聞いておりますが?

A:2023年5月29日に発売の、Baby-moという主婦の友社の育児雑誌で、タッチケアについて取材を受けさせていただき、タッチケアベビーマッサージの教室を行った時のまとまった内容が1ページになっているので、皆さん見てみてください。

まとめ

家族内でふれあい(タッチケア)をしながら、学校や園での様子をしっかり聞いてあげる、そうすると夜もぐっすり、朝は太陽の光をあびて1日の活動を開始する!がおすすめです。

リズムが崩れやすい時期ですが、タッチケアを通したコミュニケーションをとりながら皆で乗り切っていきましょう!

この記事を書いた人

chiaki

こもり ちあき

3児の母であり、元特別支援学校教諭、現在は小児科クリニック事務長。7つの習慣(R)認定ファシリテーター。愛と勇気、継続力を大切に、タッチケアで家族の幸福と成長を支援。Podcast、X(Twitter)でも育児やタッチケアの情報を発信中!

詳しいプロフィールはこちら

お問い合わせはこちら