【音声配信】夏の脱水予防は積極的に! 胃腸炎も流行、熱中症も注意!! ベビーマッサージ・タッチケア講座vol.41

愛でいっぱいまるまるタッチ

2022年10月10日より、「愛でいっぱいまるまるタッチ」という音声番組(ポッドキャスト、Spotify、AmazonMusicで配信)を立ち上げました。

ベビーマッサージやタッチケアを通して、子育てや、人との関わりの中での疑問や悩みを一緒に考えていく番組です。

本ブログでは、音声配信でお聞きになれない方に、内容の要約という形で情報をお届けします。

インタビュー形式(Q&A形式)でお話しを進めていきます

第41回目(2023年7月17日)の配信をしました!

この配信が6月末でちょうど海の日ですが、年々暑さが増しているような気がしますね。

Q:千明さんの子どもの頃、暑さに対してのイメージはいかがでしたか?

A:私自身暑がりだったので暑いとは言っていましたが、東北出身なので比較的涼しかったんだろうなっていうのはあります。

やっぱり帰省すると夜って涼しいな、クーラーいらないんだなぐらいの環境ですね。

もちろんクーラーを使いたい日は何日かありますが、日中は使って、夜は10度台なので使わなくても快適に寝れます。

Q:東京に住むようになってから、キツイと思う事が多いんじゃないですか?

A:そうですね。

エアコンを利用しながら生活していく事がもうスタンダードにはなってます。

今回はエアコンが必需品になっている中、水分をなかなか取りづらかったり、水分を取るのを忘れてしまって体調を崩すという方も多いかと思います。

脱水症状には注意し、意識的に水分をとるように心がけたいものです。

Q:脱水といえば胃腸炎の流行はいかがでしょうか?

A:そうですね。

今年は小児科では、慢性的に胃腸炎の流行が見られます。胃腸炎で怖いのは、脱水症状でぐったりしてしまうことです。

胃腸炎にかかって、飲めなくなったり、おしっこが出なくなったり、顔色が悪いとか、横にしかなれなくなったら、要注意です(病院を早急に受診しましょう)

Q:小さいお子さんには、無理やり飲ませる事が難しいのでどうしたらいいですか?

A:脱水症状の場合は飲んでも吐いちゃうので、もうどうにもならなかったら病院に行くサインになります。

ちょっと喉が乾いてきて、飲めるかなと思ってがぶ飲みするとマーライオンのように一気にでてしまうので、こまめに時間を空けながら水分をとる事がポイントです。

最初の一口から様子を見て、吐かなそうであれば、また一口あげてと、時間を空けて(5から15分程度おき)少しずつ増やしていくようにしてください。

本人は喉が渇いているかもしれませんが、吐いたら大変なので我慢してもらって、「お腹はまだ辛いからちょっとずつね」「喉渇くけど我慢してね」と言いながら、少量頻回にがいいかなと思います。

Q:下痢の時はどうしたらいいですか?

A:下痢の時も固形物や食物繊維が多いものよりかは、お腹にやさしい炭水化物系、おかゆやうどんがいいです。

炭水化物もがっつり食べるのではなく、本人が適度に食べれる分から始めていってもらえればいいと思います。

乳製品はお腹を壊しがちなので、本当に牛乳しか飲めないんですという事であれば案配を見ながらですが、基本的には控えてください。

Q:胃腸炎の時の水分摂取として、どんなものがいいですか?

A:経口補水液が一番よくて、昔は一つの味しかありませんでしたが、最近はアップル味もあるみたいなので、お子さんでも飲みやすいようにはなっていると思います。

またドラッグストアなどに行くと経口補水液に類似した飲み物もあるのでそれでもいいと思いますし、麦茶にもミネラルがあるので麦茶でもいいと思います。

より望ましいのは経口補水液ですが、好みもあると思うので無理に飲んで吐いちゃうのであれば、子どもが好きなもので試されてもいいじゃないかなと思います。

Q:リンゴジュースなどの果汁とかはいかがですか?

A:特に制限はありませんので、本人が飲みたければ、先ほどお伝えしたように少量からであれば大丈夫ですが、飲める範囲で試してください。

Q:もう一度、病院に行った方がいいサインを教えていただけますか?

A:横になって起き上がれない、8時間以上おしっこが出てない、飲んでもすぐ出てしまう、工夫してもどうにもこうにも飲んでくれないという事であれば病院へ行ってください。

Q:この場合の病院の処置としては点滴になりますか?

A:その子の様態に応じて、病院やクリニックの施設ごとで対応は変わってきます。

まず全身の状態はどうなのか、大丈夫なのかを確認してもらいましょう。

Q:熱中症の脱水も注意が必要な時期ですね?

胃腸炎からの脱水の話を中心にお話しましたが、脱水症状といえば熱中症も注意が必要な時期です。炎天下の屋外だけでなく、部屋の温度が高かったり、風通しがないと熱中症になり脱水症状になりやすいです。

まず、あれおかしいな、暑いかもなと思ったら、水分を取らせながら、クールダウンし様子を見ていただくのも大事なポイントです。

クールダウンさせて落ち着いてるであればひとまず様子をみれると思いますが、ぐったりがつづけば病院を受診してくださいね。

Q:熱中症は湿度も関係してきますか?

A:そうですね。温度、湿度、風通しですね。

Q:やはりエアコンをきちんと使う事も大事ですかね?

A:昔、私の長男がエアコンがつかない家にいて熱中症になっちゃったんです。

母乳も飲まない、その都度吐いちゃうみたいな事があり、結局病院にかかったらやっぱり脱水症状だったので点滴してくれた経緯もありました。

大人は大丈夫と思う温度でも、子どもの体はまだ機能的に未発達であったりするので、推奨されてる温度で過ごす事、風通しが悪かったら扇風機回してみるとかしていただき、適度に水が飲めるタイミングがあれば、暑いなと感じたら、こまめに水分を取らせてあげたりしていく事が大事です。

まとめ

今は育児グッズがいっぱいあって背中にアイスノンを入れてあげたり、おんぶしてても冷やせるものがいろいろあったりするので、そういうのも上手に使っていただいて、親も子どもも快適に過ごせるようにしてあげてください。

タッチケアをしてあげる事も大事ですが、クールダウンする時期でもあるかなと思うので気をつけながら過ごしていただければいいなと思います。

グッズを上手に使いながら、親子で気持ちよく快適に過ごせる環境作りをしていただき、今年の夏は猛暑になるという予報が出ているので、昔は我慢しろってよく言われましたが、今は我慢しないように(暑すぎますね)、気をつけて過ごしましょう!

この記事を書いた人

chiaki

こもり ちあき

ベビーマッサージ・タッチケアセラピスト、3児の母。

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