私自身、子どもの頃はとっても暑がりであり、寒がり屋でした。
夏になると、東北地方に住んでいるわりにはしょっちゅう熱中症になり。
冬はもちろん寒いので(外を歩くと髪の毛が凍ります)、いつもガタガタ震え、ヒーターもつけっぱなしで寝てしまうぐらい。
大人になり思うことは、体温調節があまりできてなかったんじゃないかなと。
なぜ、こんなに体温調整の苦手さが出てしまったのでしょうか。
幼少期を思い出す
大人の判断で小さい子どもは衣類を調節してもらいます。
気温や湿度は大人の感覚に子どもは委ねられている割合が多少あると思います。
私が嫌だったのは、大人が寒いからということで(私は本当に暑いと感じているにも関わらず)に何枚も肌着やら衣類を重ね着させられたことです。
気苦しい 動きづらい 暑い
結果、自分の感覚もうまく言語化できなかった私はよく癇癪を起こしていました。
さらに、汗ばむので湿疹ができ夜中はよく母に背中を掻いてもらっていました。
子供と大人の身体の違い
子供は代謝が良いです。大人は歳を重ねるとともに残念ながら代謝は落ちます。
なので大人感覚だと、必然と寒さも感じやすいし身体の温まりづらさもあります。
子どもは、心身とも発達過程であるため新陳代謝が大人と比べると、羨ましいぐらい目覚ましいです。
さらに心の成長もあるので、興味が湧けば身体をどんどん動かし活発になります。
10歳までには自立神経の機能は大人なみになります。
練習することがポイント
人は練習することで色々覚えます。
身体の機能も同じです。
ただ、良い負荷があるとより成長の発達にうまく結びつくことができます。
負荷≒ストレス≒乗り越える壁
負荷やストレスと聞くと、マイナスなイメージを持たれると思います。
ここでは負荷やストレスとは、次の段階へいくための乗り越える必要がある「壁」と思ってください。
子ども自身の壁を乗り越える
夏は1日クーラーが効いた部屋で過ごすのではなく、ちょっと暑いかな?と感じ汗をかくことが必要です。(暑いと思ってもちょっとの不快感で過ごすことができる力)
冬は1日暖房の効いた部屋で過ごすのではなく、お外で身体が動かしやすい服装で遊んでみましょう。
身体を動かし、汗をかくことが大切です。(寒ければ、身体を動かし自身の身体を温める力)
いつでもですが、子どもは自分自身ではしっかりケアができません。
汗をかいたら大人が吹いてあげたりお着替えを促しましょう。
水分も子どもの気分では必要以上にガブ飲みしたり、もしくは飲まなさすぎたりします。水分の摂取も大人の誘導で摂取させてあげましょう。
大人の自身の壁を乗り越える
暑いのが可哀想、寒いのがつらそう。と思うのは当然で何かをしてあげたいと親だから思う気持ちがあります。
これが大人にとっての壁かもしれません。
自分自身の行動が子どもの発達の壁をさらに高くしている場合もあります。
大人もすぐに手を出さず(目と心は離しません)、我慢して様子を伺ってみましょう。
ゆっくりどっしりと見守りつつフォーローの手を差し伸べてみましょう。
暑い・寒いを感じることで
気温や気候を感じることで、子どもの身体の許容範囲の幅が広がります。
自立神経系の調節が上手くできると、風邪の引きづらさや、睡眠の質も変わります。
子どもの成長はあっという間に過ぎますが、子ども時代に培われた身体の土台が大人になってからも続きます。
子どもの様子を観察しながら、季節の変化に応じた体温調整を心がけしていけるといいですね!