【音声配信】赤ちゃんの夜泣きの理由は?上手に付き合うコツと注意点!ベビーマッサージ・タッチケア講座vol.18

愛でいっぱいまるまるタッチ

2022年10月10日より、「愛でいっぱいまるまるタッチ」という音声番組(ポッドキャスト、SpotifyAmazonMusicで配信)を立ち上げました。

ベビーマッサージやタッチケアを通して、子育てや、人との関わりの中での疑問や悩みを一緒に考えていく番組です。

本ブログでは、音声配信でお聞きになれない方に、内容の要約という形で情報をお届けします。

インタビュー形式(QA形式)でお話しを進めていきます

第18回目の配信(2023/2/6)をしました!

お子さんの症状や子育てに関してのお悩みはたくさんあると思いますが、今回は健診の時にご相談が一番多い、夜泣きについてお話ししていきます。

Q:夜泣きは何歳ぐらいまでが多いですか?

A:だいたい夜泣きが始まると3ヶ月4ヶ月から3歳4歳まであると思います。

人それぞれになってきますが、ちなみに私の家の子は小学校に上がる前まで夜泣きがありました。

Q:どうして夜泣きをするのでしょうか?

A:これといった明確な理由はないのですが、子供は生まれてから毎日が初めてのことで、日々成長発達が絶え間なく続き、

赤ちゃんで言えば、寝返りができた時もびっくりしますし、立てるようになってから歩けるようになる、第一歩二歩も脳が刺激されて、脳の興奮が夜に反動して夜泣きに繋がっていると言われていたりしています。

Q:眠たいけど眠れない、自分自身が迷って泣いちゃうってこともありますか?

A:どちらかというと、脳が活性化してホルモンが活発になって興奮状態になってしまうということになります。

Q:まだ泣くことしか表現できないからでしょうか?

A:泣くということで興奮状態を発散して落ち着いているという事ですね。

また、一度泣いた時にお母さんがトントンしてくれた事を覚えて、自分の存在を伝えたい、泣く事で構ってもらえるという条件が重なって、習慣化になり夜泣きが続いてしまうこともあります。

さらに、レム睡眠、ノンレム睡眠とありますが、大人でもたまに浅い眠りの時にビクッとなることがあると思いますが、

お母さんがたまたま赤ちゃんがビクッとなっている光景をみて、大丈夫?と構ってくれることを覚えてしまって、深い眠りをする事ができなくなり、浅い眠りしかできなくなってしまい、脳の興奮状態を沈静化するコントロールが効かなくなってしますようです。

その悪循環が夜泣きの一つの原因にもなっているみたいです。

Q:夜泣きの対処方法はありますか?

A:1つ目は、夜泣きで泣いてるだけ、生命の危機ではないなと判断できる場合であれば、日本人はトントンしてあげたり、声かけてあげたりしますが、逆に欧米の方では泣いていてもそのままだったりもするみたいです。

2つ目としては、夜に暗くしても眠れない場合は、1回明かりつけてリセットして完全に覚醒した後、また暗い部屋に戻って眠りに誘導する方法もあります。

ですがこれらは目先の対処方法にはなってしまうので、根本的に日常の中での改善方法として、まずよく眠れるための条件についてお伝えします。

日中に歩けるようになればたくさん散歩に行き体を動かす事で、脳と連携してる神経を整えてあげる事が大切です。

また、朝起きて14時間、15時間経つとメラトニンという眠りを誘うホルモンが、生後3ヶ月から4ヶ月頃から出てきます。

そのホルモンを整えるために例えば、夜の8時に寝かせたいと思ったら、14時間先の眠くなる時間帯に眠れるような環境、状態にする事で眠れるようにします。

このメラトニンを出すには、光の影響を受ける事が大切になってきますので、朝起きたらカーテンをあけて日の光を感じさせるってことです。

自分の家の周りが24時間明るい場合は、夜暗くするためにも光を遮ることのできる遮光カーテンもありますし、

自然に明るくなる光を浴びるために遮光なしのカーテンにすることもひとつですが、夏は日の出が早く5時、5時半には外が明るいので起きてしまいますので、お母さんが起きる時間に合わせてカーテンを開けるのが一番いいと思います。

体内時計を日の光に合わせる事で、体が自然に調整し、睡眠のリズムが整います。

Q:こんな泣き方には気をつけた方がいいというところはありますか?

A:5分10分置きに、今までに聞いた事のない泣き方をする場合は気をつけてください。

例えば、お腹が痛そうだったり、ぐったりしていたり、波がある泣き方には熱を測っていただいて、病院に行った方がいいと思います。

また、大きなお子さんは夜泣きを超えて深い眠りについているのに、部屋を歩き回ったり、大声出したり、家を飛び出してしまうという、本人には自覚がない夜驚症といった場合もありますので、医療機関にご相談してください。

このように夜泣きといってもいろんな症状があるので、気をつけるところを参考にしつつ、夜泣きの悪循環を改善していき、体のリズムを整える事で、正しい眠りにつけるようにしていってください。

 

 

この記事を書いた人

chiaki

こもり ちあき

ベビーマッサージ・タッチケアセラピスト、3児の母。

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