【音声配信】中々治らない「オムツかぶれ」との付き合い方は? ベビーマッサージ・タッチケア講座vol.38

愛でいっぱいまるまるタッチ

2022年10月10日より、「愛でいっぱいまるまるタッチ」という音声番組(ポッドキャスト、Spotify、AmazonMusicで配信)を立ち上げました。

ベビーマッサージやタッチケアを通して、子育てや、人との関わりの中での疑問や悩みを一緒に考えていく番組です。

本ブログでは、音声配信でお聞きになれない方に、内容の要約という形で情報をお届けします。インタビュー形式(Q&A形式)でお話しを進めていきます

第38回目(2023年6月26日)の配信をしました!

暑くなってくると、オムツがとれるまでの子供たちの水遊びは色々大変ですが、最近は水遊び用のパンツが出回っており、私自身もよく利用していました。

とうことで、今回はオムツといえば「オムツかぶれ」の悩みが、特にこの時増えてきますので、前半は我が家の経験についてお話しし、

番組の後半で、オムツかぶれのホームケアや付き合い方、病院を受診する目安についてお話ししていきます!

Q:6月の末頃から小学校、中学校で始まる、この時期特有の授業はありますか?

A:今年から全面的にプールの授業が再開というところですね!!

コロナ禍ではプールの授業はなかったので3年ほどなかったんですが、去年からやってるとかやってないとか、いろいろ制限かけながら実施している学校もありましたが、今年はどこの学校もほぼプールの授業はあると伺ってます。

Q:プールが好きな子もいますが、千明さんのお子さんはいかがですか?

A:一番下の子がカナヅチで、プールが始まるっていうのを聞いてから1ヶ月ぐらい前から、毎週日曜日に市民プールに連れてって、私がプールの指導をしてました。

さいしょは怖がっていましたが、少しずつ楽しめるようになってきました!

問題は着替えなんですが、結局脱いだものをちゃんと畳んで、脱ぎっぱなしは駄目だからね、後片付けはビニール袋に入れるように!と言っています。

Q:小さいお子さんも公園の噴水で水浴びができるようになって、着替えが大変そうだなっていうのを見ますが、千明さんのところもそんなご経験はありましたか?

A:やっぱり子どもたちは水遊びが好きなので、あらゆる場所を調べて連れ回してました。

最近は水遊び用のオムツがあって、施設によって水遊び用オムツであればOKみたいなプールがあったので重宝してました。

オムツといえばおむつかぶれに悩んでいませんか?

ということで今回は、オムツといえばオムツかぶれに悩んでる方も多いかと思うので、オムツかぶれについて、お伝えをしていきたいと思います。

Q:千明さんの3人のお子さんはそれぞれどうでしたか?

A:なぜかいつもオムツトラブルは次男で、後の2人は特に何もなかったですが、肌トラブルは長男ががっつりあり、ひどかったです。

Q:症状はどんな感じでしたか?

A:臀部(でんぶ)、いわゆるお肉がついてるところが、あせもからニキビっぽくなったり、ブツブツしている事がありましたが、さらにかきむしって引っ掛き傷になっていました。

Q:オムツかぶれっていうのは、いわゆる湿疹という考え方で大丈夫ですか?

A:そうなんです。湿疹(しっしん)が併存していることが多いです。湿疹とは、簡単にいうと、「かゆみ」や「ざらざら」になった皮膚の状態のことです。

Q:これはオムツで蒸れるからということですよね?

A:そうですね。

しかも、オムツ特有の素材が刺激になって、弱った部分を摩擦で悪化させてしまいます。

また紙オムツの場合ですと、メーカーさんによって子どもに合わないものもあるので、その子の肌とオムツの素材との相性や、使い勝手さ、使い心地をいろいろ試してみて、合うオムツを見つけて使っていくといいですね。

Q:オムツかぶれの予防としてはどうしたらいいですか?

A:前回の番組で「あせものケア」についてでもお伝えしましたが、まずは保湿する事が大事です。

お肌はすごくデリケートなので、バリアを作るために保湿でお肌を整えてあげることが第1になってきます。

もしも余裕があれば、オムツ交換の時に保湿してあげるといいと思います。

お尻拭きに水分がたっぷりあり、本人はさっぱりしてると思いますが、保湿できれば悪化する事はないかなと思います。

Q:オムツかぶれはつきものですか?

A:そうですね、なかなか治らないことが多く、根気良くつきあっていく必要もあります。

クリニックでは、患者さんから「この子のお尻のブツブツはいつ治るんでしょうか?」という相談が多いのですが、「オムツが取れるまで付き合いましょう」と院長が説明している場面も多いです。

オムツ外れたらいつかは治るというところはあるので、オムツの間は仕方がないと割り切ってしまう部分も必要ということです。

ただし、病的なトラブルもありますので、一度は病院でのチェックは必要ですが、付き合うタイプでは、QOL(かゆみがないこと)を保つことを目標に、おしりケアを根気良くしていくことが大事です。

全身の保湿は、さっぱりしたものがおすすめな場合が多いのですが、お尻については、ワセリンなどの油分が多いものを選んでいただいて「保湿」とうよりは「保護」してあげるといいと思います。

それでも真っ赤っかになるくらいであれば病院で受診してもらいたいなという目安にもなります。

Q:やはり保湿剤としてはワセリンがいいですか?

A:オムツかぶれにもやはり保湿が大事です。おむつかぶれの場合には、保湿とうよりは保護の意義が高いです。

ワセリンのようなベッタリとした保湿剤をたっぷり塗って、デリケートなお股の皮膚を、うんちやおしっこからの刺激を守るというイメージです。

Q:病院の受診の目安は?

「痛い、しみる、赤い、じくじく」などのトラブルがある時は、病院で先生に相談してくださいね。「様子をみてよいのか、治療したほうがよいのか」の判断を受けてください。

当院の院長は、治療が必要なレベルなのか、ある程度付き合うしかないレベルなのか?を判断してお伝えしています。また、中々治らないで、付き合う必要があるタイプであれば、どうやってQOLを保ちながら、付き合っていくのがよいかのホームケアを提案をしています。

さいごに

オムツが取れるまでは付き合わなくちゃしょうがない、いつかオムツが取れた時には、お尻きれいになったねといえるときが来るので、「治すより、つきあう!」と割り切ってしばらくつきあうことも大事です。

永遠になおらないものではありません!おむつが取れるまで、2、3年くらいは、おむつかぶれと上手に付き合いながら、ママ、パパも、根気良く、腰を据えて取り組んでいただきたいなと思います。

この記事を書いた人

chiaki

こもり ちあき

ベビーマッサージ・タッチケアセラピスト、3児の母。

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