【音声配信】手遊びを通したタッチケア ベビーマッサージの楽しみ方のコツ! ベビーマッサージ・タッチケア講座vol.54

愛でいっぱいまるまるタッチ

2022年10月10日より、「愛でいっぱいまるまるタッチ」という音声番組を立ち上げました。

ベビーマッサージやタッチケアを通して、子育てや、人との関わりの中での疑問や悩みを一緒に考えていく番組です。

本ブログでは、音声配信でお聞きになれない方に、内容の要約という形で情報をお届けします。

第54回目の配信(2023/10/16)をしました!

今回は手遊びを通したタッチケアを楽しんでもらいたいと思いますが、手遊びはお子さんが小さい時に一緒にする事が多いと思います。

その中で実はこの手遊びはここに効いてるのかも、みたいな発見があると思います。

早速ですが皆さんもやったことがある「げんこつ山のたぬきさん〜」を紹介していきます。

一般的なげんこつ山は両手をグーにして交互にトントンとしながら「げんこつやまのたぬきさん」、おっぱい〜の時に手のひらをパーにしてパクパクして「おっぱい飲んで」、手を合わせてねんねのポーズで「ねんねして」、抱っこ〜の時は抱っこの動作で自分を抱きしめて「だっこして」、おんぶして〜は手を後ろに「おんぶして」、手をグルグルしながら「また明日」で、じゃんけんしますね。

ベビーマッサージを意識してやってみましょう!

赤ちゃんであればゴロンと寝かせたまま、お座りできるお兄ちゃんお姉ちゃんはお母さんの真似をしながら一緒に、お母さんの膝の上に乗せてあげながらやっていきましょう。

その中で赤ちゃんとの手遊びで説明していきます。

  • 赤ちゃんのお手手を包み込むように手を握ってあげて、手遊びの動作は一緒で、一般的な速さは大変なので、ゆっくりやるのがポイントになります。
  • 赤ちゃんはまだ関節が弱いので手を持ち上げて、「げーんこつやーまのーたぬきさんー」と歌いながら手を包んで同じ動作をします。
  • 「おっぱいのんでーねんねしてー」は赤ちゃんの手をパーにしてパクパクして、「抱っこしてー」は胸からお腹までなで下ろし、「おんぶしてー」は背中をなで下ろし、「また明日ー」で手をぎゅっとしてあげましょう。

タッチケア視点で解説!!手は第2の脳になります。

まず手を刺激してあげる事で赤ちゃんの脳が活性化され、腕の動きの運動になり血流が良くなります。

胸からお腹までなで下ろす事で自分のボディーイメージをつけてあげます。

自分のここに体があるんだなみたいなイメージづけ、背中もなで下ろしてあげる事で背中があるみたいな、何かを感じるという意識をつけます。

さらに最後に大好きなお母さんからぎゅっとされると愛情を感じとる事ができます。

これを月齢が上がってくると笑ってくれるようになるので飽きるぐらいやってあげてください。

歌はたくさん知ってるけどそれ以上活かす事ができない、いないいないばあしかできないと思ったりすると思いますが、このように一つの歌でも全然楽しめます!

今後もポッドキャストで手遊び歌を通してのポイントシリーズをお伝えできたらいいなと思います。

もう一つ「トントントントンひげじいさん〜」の手遊びを紹介します。

一般的に「トントントントンひげじいさん」はあごの下にグーを重ねて、「トントントントンこぶじいさん」は両手をグーにしてほっぺに、「トントントントン天狗さん」は鼻に天狗の高い鼻を表現して、「トントントントン眼鏡さん」は指で丸を作って眼鏡にして、「トントントントン手は上に」は手をパーにして上にあげ、「ひらひらひらひら手はお膝」と保育園でやった事あると思います。

この歌で意識してほしいポイント!

赤ちゃんの顔に触れる事で離乳食の時や歯磨きの時の口周り、顔周りに当たる時の嫌悪感を、この手遊びを通して克服できるようにしていきたいという目的もあります。

まず赤ちゃんの手をもってあげて、「トントントントン」は上下に動かしてあげて、「ひげじいさん」の時は赤ちゃんのあごにくっつけてあげて、手が顎に届かなさそうであればお母さんの手を当ててあげましょう。

次に「こぶじいさん」は手が届けば赤ちゃん頬に当ててあげて、手が届かなければお母さんが手のひらでほっぺをむぎゅーっと包んであげて、「天狗さん」で赤ちゃんの鼻につけてもいいですし、鼻を包み込んであげる事で鼻水が出た時に拭く事を嫌がらないように慣れさせてあげます。

「眼鏡さん」もお母さんの手でメガネを作ってあげて、目のマッサージの時に触れられるようにします。

「手は上に」の時に赤ちゃんの手を万歳させてあげて、「ひらひら〜」でゆっくり手を下ろしてあげて、「手はお膝」の時は手が届かないと思うので、お腹を温めるようになでてあげてください。

まとめ

今回は手遊びシリーズをお伝えしていきましたが、手遊びを通して言葉の獲得に繋がり、ベビーマッサージを通して愛を育んだり、音楽を楽しんだり、一石何鳥にもなると思いますので、ぜひ皆さんも実践してみてほしいなと思います。

この記事を書いた人

chiaki

こもり ちあき

ベビーマッサージ・タッチケアセラピスト、3児の母。

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